海外研修in Atlanta(その2)

 日本の天気予報で西日本や東北地方を中心に大雪の恐れがある(競馬開催にも少なからず影響があることもホームページで見ました)と栃木支所の上司にお聞きし、日本の春の訪れはまだまだ時間がかかるのだなと感じました。私の滞在しているジョージア州アトランタは福岡と同じ緯度ですが、日中の気温が20℃近くになることもあり、春の兆しを日ごとに感じるようになりました。
 渡米から3ヶ月が経ち、こちらでの生活や研究室での仕事にもようやく慣れてきたようです。研究に関しては、ロドコッカス・エクイの薬剤耐性に関する研究を本格的に行うため、CDC (Centers for Disease Control and Prevention:米国疾病予防管理センター)に保存されているすべての株について洗い直しの作業を行っています。作業の過程で、保存されていた人由来の菌株の中にはロドコッカス・エクイではないものが含まれていたり、少し驚かされることもあります。人由来の株の多くが馬から分離される菌株と同様の性状を持っていることに関しても、非常に興味深い思いをしました。さらに、CDCではロドコッカス・エクイの研究だけではなく、最新の遺伝子解析ソフトのセミナーなど、他の細菌感染症に応用が可能な技術についても学ぶ機会を得ています。
 また、CDCには私を含めた数名の日本人研究者が、客員研究員として在籍しています。特に獣医学領域では数少ない、真菌(かび)の研究者である日本大学の加納先生と親睦を深めることができました。今後、馬の真菌感染症への対応という点でも非常に有意義なことと思います。
 研究以外では、車の運転にも慣れてきたので、休日を利用してアトランタ市内の観光地として有名なCNNセンター(写真)やワールドコカコーラなどにも行きました。これからは徐々に走行距離を伸ばし、5月にはケンタッキーのGluck equine research centerやChurchill Downs競馬場にも足を運びたいと思います。現在、米国内は大統領選挙で一色です。研究だけではなく文化などの様々なことについても、今後も見識を広めていきたいと思います。

(2/24、丹羽 秀和)


Back