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今回は私の所属しているアクチノマイセス研究室をご紹介いたします。アクチノマイセスとは、大腸菌やビフィズス菌などと同じような細菌に属する生物です。アクチノマイセスに属する菌は私たちの身の回りだけでなく自然界のあらゆる場所に生息し、そのほとんどは人や馬には無害ですが、一部の菌は病気の原因となることが知られています。それらの菌の中でもロドコッカス・エクイは、子馬に重度の肺炎を引き起こして世界中の馬の生産地に大きな打撃を与えているほか、HIV感染症などで免疫が著しく弱った人への感染例も数多く報告されています。CDCでは、以前からアクチノマイセスによる人での感染症に注目し、ロドコッカス・エクイをはじめとする様々なアクチノマイセスの研究を行っています。研究室のリーダーであるBrown博士は、CDCにおいて20年以上にわたって患者から検出されたこのようなアクチノマイセスの同定(菌の種類を特定すること)に関する調査・研究に携わっておられ、その過程で多くの新菌種の報告をされています。また、公私共にお世話になっているLasker博士は、遺伝子を用いたアクチノマイセスの同定法についての研究を行うかたわら、真菌(カビ)の一種であるペニシリウム・マーネフェイによって起こる感染症の専門家としても知られています。今回の研修では、これらのアクチノマイセスの同定法やその薬剤耐性(抗生物質が効かなくなる)メカニズムに関する研究を行い、馬のロドコッカス・エクイ感染症の診断や治療に役立てていきたいと考えています。 ![]() 写真1.ロドコッカス・エクイのコロニー (コロニー:菌が集まって肉眼で見ることができる大きさになったもの) (丹羽秀和) |
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