笠嶋 快周主任研究役(臨床医学研究室)がRVC名誉講師に就任

 臨床医学研究室の笠嶋快周(よしのり)主任研究役が、英国の王立獣医大学(Royal Veterinary College;RVC)から名誉講師(Honorary Lecturer)に委嘱されました。任期は本年1月1日から3年間です。
 笠嶋研究役は、1999年に競走馬総合研究所での研究を開始しました。主な研究テーマはウマの腱に関するもので、これまでに若馬の腱の発達、競走馬の屈腱炎の発生状況、運動と屈腱炎との関連、屈腱炎の診断・リハビリなど多くの優れた成果を、国内外の専門誌や学会で発表してきた、我が国の屈腱炎研究の第一人者と言えます。
 彼は、2003年に留学先のRVCで獣医学博士の学位を取得しましたが、この以前から現在に至るまで、多くの研究を同校における指導者であるAllen Goodship, Roger Smith両教授らとの共同で実施してきました。今回の名誉講師就任は、彼らとの協力関係を築いて、競走馬の屈腱炎という世界共通の難題に取組み、総研、RVC両者の業績に貢献したことが評価されてのことと言えます。このポジショを与えられたのは、総研の研究者としては勿論初めてで、名誉講師とは言え、実際に学生の指導も担う立場であり、研究者としての実力が求められる、非常に価値あるものです。
 現在、笠嶋主任研究役は、骨髄内の細胞を用いた屈腱炎に対する再生医療に取組んでいます。名誉ある肩書きを得た彼が、不治の病と言われる屈腱炎の治療に寄与する、さらに大きな成果を得ることが期待されます。

(和田信也)


【Goodship, Smith両教授と共同研究を行う笠嶋主任研究役(左)】



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