英国滞在記 5 アメリカ出張編1

 ひょんなことから、2月1日から7日にかけて、米国フロリダ州にあるアメリア島というところで開かれる学会に参加する機会に恵まれました。これまでの拙著(英国滞在記)を読まれた方はご存知のように、筆者は英語が得意とはいえない部類の人間でして、本業(研究)の英語での口頭発表も含めて、どんな珍道中になるやらと不安だらけの出発となりました。
 アメリア島というところは、フロリダ半島の付け根(要は北)の大西洋側にあります。最寄空港はジャクソンビルというところです。これまで海外旅行の経験は、英国への出張(2007年と2009年からの今回の滞在)を除いて、勤務先での親睦旅行のようなパックツアーしか経験していませんので、移動そのものが不安でした。さらに、ロンドンからジャクソンビルへは直通便がありませんのでフィラデルフィアでの乗り継ぎとなりました。海外で飛行機を乗り継ぐというのも、これまた初体験でした。
 フィラデルフィア到着をもって、私にとっての米国本土初上陸となり、同地で入国審査を受けました。「何しに来たの?」「仕事で。」「何の仕事?」「学会で自分の研究を発表するため。」「専門は何なの?」「微生物学。」「米国に来たことあるの?」「10年ぐらい前にグアム島を訪問したことがあります。」などの質問で審査は終わり、無事、入国の為のスタンプをパスポートに押して貰いました。次に預け荷物を一旦受取り、もう一度セキュリティーチェックを受けてから、再びカウンターに預けました。米国は荷物のセキュリティーが厳しく、ロンドンのヒースロー空港で一度チェックを受けていても、米国内便に乗り継ぐときは、経由地でもう一度チェックを受けます。しかし、帰国時には、出発するジャクソンビル空港で1回チェックを受けたら、経由地で一旦受け取る必要はなく、自動的に預け荷物はヒースロー空港に送られました。国内に入れる荷物は厳しいが、国外に出て行く荷物に余計な手間はかけないということなのでしょう。何はともあれ、無事にジャクソンビル空港に夜の9時ごろに着き、ホテルに電話をかけて、迎えの車が何処に来るのかを尋ねて指定された場所で待っていました。すると、5分ほどで、ホテルの名前を書いた車が目の前に現れました。通話料金はともかく、国際対応の携帯電話は本当に便利ですねぇ。決して回し者じゃありませんが、飛行機を降りてすぐに使用できるのは助かります。空港からホテルまで40分間ほどのドライブでしたが、「もうすぐ着く。」という安堵感で、車中ではぐっすりと寝込んでしまいました。

(山中隆史)


フロリダで宿泊したホテル



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