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台風16号は、日高地方にも爪あとを残し8月31日の夜半、オホーツク海へ去っていきました。昨年の台風10号が与えた被害とは比べものにはなりませんが、浦河や三石地区の軽種馬用放牧地が河川増水により冠水したり、高波で海岸のコンブ干し場が流失するなどの被害が報告されています。台風一過の翌日は、やけに多くのトンボが飛んでおり、秋の訪れを実感しました。
競馬の国際レース最高峰のひとつである凱旋門賞に出走予定のタップダンスシチーは軽種馬育成調教場でその後も順調に乗り込まれました(7月26日付け日誌でも紹介)。日高での調教を先週無事に終え、栗東を経由してからフランスへ向かうようです。そこで、日高での最後の調教となる9月1日と3日、調教中の心拍数を測定させていただきました(写真1,2,3)。安静時心拍数やV200(心拍数が1分あたり200拍になるときの速度)など、いずれも現役最強馬を証明する成績が得られ、本番での好走が期待されます。
第1回札幌競馬開催日の2日目(8/15)、4日目(8/22)、7日目(9/4)に、第1レース出走馬がパドックに登場するまでの時間(10:00−10:30)を利用して、競馬場来場者向け馬学講座「サラブレッドの速さのひみつ」を開きました(写真4)。1回目は「サラブレッドの運動機能」、2回目は「競走能力を発揮するために」、3回目は「エンバク食べてパワーアップ」というテーマでした。ねらいは、出走時間を繰り下げる「はくぼ競馬」に対するファンサービスでしたが、それに加えサラブレッドに関する知識や競走馬の意外な姿を紹介することによって、馬に対する理解を深めてもらいたいというものでした。3日間とも晴天に恵まれ、無事終了することができました。
9月4日、恵庭市にある畜産共進会場で「第27回北海道和種馬共進会」(北海道和種馬保存協会主催)が行われました。全道から和種馬(ドサンコ)の飼養者が愛馬を持ちよって、体格や体形、「ジミチ」と呼ばれる和種馬独特の歩き方などの審査を受けました。北海道和種馬はわが国の在来馬の中でもっとも頭数が多く、日本在来馬のリーダーとしてその活用方法を全国に示してもらいたいと思います(写真5,6,7,8)。
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写真2:速度と心拍数が同時に測定できるエクイパイロットの装着(鞍後部の箱の中にエクイパイロットが納まっており、その手前には位置情報を得るためのGPSアンテナが見える)。 |
| 写真1:相変わらず眼光鋭いタップダンスシチー。 |
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| 写真3:600mダートトラック馬場でウォーミングアップをするタップダンスシチー。 |
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写真4:3回目の講座終了後、展示した競走馬の飼料を興味深げに手にとる競馬ファン。 |
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| 写真5:今年の和種馬最高位に輝いた「第二流姫の八」(4歳雌)と函館市からやってきた飼養者の土谷さん。 |
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写真6:顔付きも和種馬の審査基準にはいっている。隣の子馬は、写真5の影に隠れていた「第二流姫の八」の当歳産駒。 |
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写真7:和種馬共進会に引き続いて行われた「第10回北海道ポニー共進会」の審査風景。
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写真8:共進会会場では馬車も当場した。ふだんは小樽市内で観光用の馬車を走らせているという元気なおじさんが御者を勤めていた。 |
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