★ 2005.10.5

 
 今週2日の日曜日、恒例の第39回浦河競馬祭(浦河軽種馬生産振興会青年部)が当場内の1600メートルダートコースで行なわれました。毎年10月の第1日曜日に行なわれる浦河競馬祭は、軽種馬やポニー、和種馬などによる草競馬と各種アトラクションからなる行事です。地区の若い人たちが手作りで運営し、軽種馬のレースは午前中に予選、午後に決勝が組まれています。

 今年は、2歳研究馬3頭のほか、現在はBTC(軽種馬育成調教センター)の研修生のための教育用馬として活躍している4歳と6歳の元研究馬2頭が出走しました。特筆すべきは、6頭立てで行なわれた2歳馬限定の第4レース(距離1600m)で、2歳研究馬3頭が1,2,4着を占める好走をみせてくれたことでした。さらに、このレースで1着になった研究馬(サンシャインベイビー)は、午後の第13レース楽古岳特別(距離1800m)に駒を進め、ここでも見事1着の栄冠を勝ち取りました。表彰式ではトロフィーを受け取り、しばしオーナーブリーダーの気分を味わせていただきました。
 BTCから出場した2頭も予選では古馬の強豪を相手にそれぞれ2,3着となり、午後の決勝ではメインレースのシンザングランプリ(距離2400m)に進んだエアテイストが3着と好走しました。

 例年のことながら、浦河競馬際出場に向けて調教や騎乗を担当していただいているBTCの研修生や教官、業務課の若手職員に感謝しています。今後も、できる限り挑戦し続け、いつかはシンザングランプリの制覇を果たしたいと思っています。

写真1:第4レース終了後にBTC研修生たちとサンシャインベイビー(右)とマーズルビーを囲む    写真2:ポートスターは万全の体調ではなかったが第4レースは4着とがんばった
 
 

写真3:今年も別海町からやってきたトロッター愛好家たちによる繋駕レースも行なわれた 写真4:賞金がかかった人間が引く繋駕レース、緊張のスタート前



★ 2005.10.12

 
 道内の気象情報では、毎日のように「この秋一番の冷え込みとなりました」ということばを耳にするようになりました。紅葉は例年に比べ5日から1週間程度は遅れる見込みとの予測でしたが、山間部ではここ数日間でかなり進んだようです。当場周辺の紅葉はもう少し先になりそうです(写真1)。

 先週5日、当歳研究馬の最後の2頭の離乳を行ないました。これに合わせ、日本軽種馬協会静内種馬場で1年間の研修を受講している軽種馬生産育成技術者研修生12名が離乳について学ぶために当場を訪れました(写真2)。いずれ生産牧場に就職した際に役立ててほしいと思います。

 今年JRA育成馬として入きゅうした1歳馬たちの初期馴致(ブレーキング)は順調に進んでいます。4群に分けられた1歳馬のうち、9月5日にもっとも早く初期馴致が始められた第1群はすでに騎乗運動(速歩を800m)にはいっており、第2群はきゅう舎内での騎乗ができるようになっています(写真3)。第3群は今日から初期馴致を始め(写真4)、再来週から始める予定の第4群は現在放牧とウォーキングマシーンでの運動を行なっています。

写真1:当場敷地内のナナカマドが先陣を切って色づいている   写真2:午後には離ればなれになる親子をまず収牧する研修生たち
 

写真3:きゅう舎内での騎乗は二人ペアーで慎重に行なう 写真4:初めての丸馬場での馴致をシンガポールからの競馬関係者が見守った



★ 2005.10.18

 
 先週10日から14日まで、北海道市場(静内)でオータムセール(日高、胆振、十勝の各軽種馬農業協同組合が開設)が行なわれました(写真1)。初日はサラブレッド当歳馬が239頭上場され46頭(19.2%)が売却され、2日目から最終日までは708頭のサラブレッド1歳馬が上場され190頭(26.8%)が売却されました。1歳馬にとっては今年最後のせりで、売れ残った馬の何頭かは来年のトレーニングセールに上場されるものと思われますが、需要と供給のバランスや上場馬の質の向上など軽種馬生産の構造改革の検討を急ぐ必要があると思われました。

 ホッカイドウ競馬は先週13日で旭川開催が終了しました。これに合わせ、恒例となった今年5回目のAiba浦河応援イベントが町内ホテルで催されました。今年最後の同イベントには、関係者の意気込みも功を奏し大勢の競馬ファンが詰めかけました。会場では、ビッグレッドファームの岡田繁幸代表のレース予想(写真2)やレース終了後の恒例お楽しみ抽選会にはミスシンザンもプレゼンターとして参加(写真3)するなど、大いに盛り上がりました。

 さて、本年度は道が存廃を含めホッカイドウ競馬を見直す最終年度にあたっていることもあり、各種の運営改善の取り組みが行なわれてきたところですが、旭川開催終了時点でのホッカイドウ競馬の総売上額は前年の98.6%にとどまっています。今後は関係者が一体となった競馬運営に対する抜本的な改革が望まれます。今日18日から来月10日までの予定で開催される門別開催では日高特産市や各種のサービスなどが計画され、売り上げばん回が期待されるところです。興味のある方は是非以下のホームページhttp://www.hokkaidokeiba.net/ でご確認ください。

写真1:天気が心配された最終日も何とか雨にはたたられずに終えた
 

写真2:レース後に壇上で予想をふりかえる    写真3:日高産ブランド米の案内をするミスシンザン



★ 2005.10.25

 
 今朝の道内は各地で初雪が観察されるなど、冬型の気候となりました。いよいよ、冬到来間近といったところで身もひきしまる思いです。

 さて、先週の菊花賞ではディープインパクトが無敗の三冠を達成し、大きな感動を与えてくれました。注目された馬体重は444kgで、ダービーや前走の神戸新聞杯出走時の448kgに比べマイナス4kgでの出走となりました。菊花賞出走馬16頭の中で最も軽量でありながら(最重量級は6着アドマイヤフジの522kg)、一完歩の長さは他の馬よりも長い7.7mにも達する(ダービー時のゴール前200mを26完歩で走破した、菊花賞でもそれに近い歩数だったという)ということをテレビで紹介していました。ディープインパクトの強さの秘密は、持って生まれた背中や筋肉の柔らかさに裏付けされた走行フォームにもあるようです。ディープインパクトをとりまく人々の努力や苦労をとおして、その強さの秘密を数ヶ月間にわたり取材したNHKが、今週29日(土)のNHKスペシャル(21:00)で「空飛ぶサラブレッド」と題して放映するそうです。じっくり見て勉強したいと思っています。

 また、11月28日に行なわれる日本ウマ科学会学術集会(東京大学農学部)でのシンポジウム「スターホースの走りを科学する」においても、ディープインパクトの走行フォームなどについて専門的な解析が紹介されるそうです。
 強い馬づくりを志す者にとってディープインパクトは最高の教材であることは間違いありません。

 

写真1:すっかり色づいた場内の樹木(10月25日撮影)   写真2:昼夜放牧の朝を迎える当歳研究馬たちは集団で休息する(10月21日撮影)




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