★ 2006.5.2

 
 日高では、周囲から雪も消えようやく春めいてきました(写真1)。放牧地されている子馬たちも、のんびり春の陽ざしを受けて遊んでいます(写真2)。しかし、今朝のニュースによると網走では雪が降り3cmの積雪があったそうで、今年の北海道の気候はやはり異常とのことです。ちなみに、静内二十間道路の桜の開花は5月10日と予測されているそうです。また、浦河西舎のさくらまつりは5月13、14日に予定されています。

 4月19日に開幕した今年度のホッカイドウ競馬は、先週27日に門別競馬場での4日間の開催を終え、発売計画額の116%と好調なすべり出しをみせました。次は、明日から札幌競馬場でのシリーズが始まります。とくに、ゴールデンウィークさなかに行なわれる最初の3日間では、多くのイベントやアトラクションが用意されており、5月5日のこどもの日には、浦河ポニー少年団によるポニー競馬がアトラクションとして行われる予定です。何とか、好調な売り上げを維持してもらいたいと思います。

写真1:来週8日に開場するグラス坂路馬場、現在はキタキツネが自主的に調教している(写真中央)   写真2:母馬から離れて遊ぶ子馬たち
 
※画像をクリックすると拡大できます。



★ 2006.5.9

 
 ゴールデンウィークの3日から5日にかけて、ホッカイドウ競馬が札幌競馬場で開催され、5日のこどもの日には、ホッカイドウ競馬を元気付けようと浦河からポニー少年団が10頭のポニーたちとともにやってきました。出番は昼休みのスタート位置に距離ハンデを付けた10頭立てポニーレースで、迫力あるレースを見せてくれました(写真1、2)。色とりどりの勝負服に身を固めたこどもたちの見事な騎乗ぶりに、観客から「思ったより速いなあ」「意外と迫力あるね」といった声が聞こえてきました。
 6月いっぱいまで札幌開催が続く正念場のホッカイドウ競馬、現在の売上額は計画を若干上回っているようですが、日替わりイベントや番組対策など関係者の努力が実を結ぶことを期待しています。

 当場の1600mダート馬場では、23日当場で行なわれる「ひだかトレーニングセール」(ひだか東農業協同組合主催、日高だより「イベント開催のお知らせ」参照)に向けて、2歳馬たちの調教が盛んに行なわれています(写真3)。ブリーズアップセールの成功に刺激を受け、主催者側も上場者側も気合がはいっているようです。当日は、午前10時から公開調教、午後1時から比較展示、せりは午後2時半開始予定です。

写真1:この日に向けて行なってきた練習の成果を見せてくれた   写真2:レース後のスタンド前で行なわれた表彰式 
 

写真3:まだ雪が残る日高山脈を背に入念な調教が行なわれている(5月8日撮影) 写真4:ゴールデンウィーク中の札幌ドームに展示されたWBC優勝トロフィー



★ 2006.5.17

 
 先週末、当場内の特設会場で「第39回うらかわ桜まつり」が行なわれました。14日の日曜日はあいにく朝からの雨で花見客の来場はほとんどありませんでしたが、前日の13日は2000人の来場があり、7分咲き程の桜のもと2000人の人々でにぎわいました(写真1)。
 
 最近読んだ本に、「桜の花の潔さは、西洋人が好むバラの花に対比して、大和心の本質をあらわしている。すなわち、桜の花は日本人の美意識の象徴である。」と書いてありました。その上で今年の桜を見るとき、日本人の桜に対する特別な気持ちが何となく理解できたような気になりました(写真2、3、4)。

今年の冬が長く寒かっただけに、春の訪れは例年以上に感慨深いものがあります。日高はこれから、一年でもっともいい時期を向かえます。時間があれば日高育成牧場にも是非お立ち寄りください(日高だよりの「見学のご案内」をご参照ください)。

写真1:露店も多く出た   写真2:今年も見事に花を咲かせた場内の大木
 

写真3:近隣の牧場で(5月17日撮影) 写真4:お気に入りの桜(5月17日撮影)
※写真3,4 は画像をクリックすると拡大できます。



★ 2006.5.24

 
 桜も散り、花冷えの22日、北海道トレーニングセール(日高、胆振、十勝の各軽種馬農業協同組合が開設)が札幌競馬場(写真1、2)で、23日には、ひだかトレーニングセール(ひだか東農業協同組合が開設)が日高育成牧場(写真3、4、5)で、それぞれ開催されました。

 4月に行なわれたJRAブリーズアップセールに刺激を受け、それぞれのセールでは今回初めての情報開示のためのスペースが設けられ、希望する購買者が上場馬の前肢のレントゲン写真を確認できるよう準備されていました(写真6)。
 関係者の努力が実り、北海道トレーニングセールでは上場頭数171頭のうち90頭(52.6%、平均税込み取引価格587万円)、ひだかトレーニングセールでは上場頭数111頭のうち68頭(61.3%、平均税込み取引価格750万円)とそれぞれ昨年を上回る売却成績を達成しました。
 4月のブリーズアップセールに上場できなかった7頭のJRA育成馬もひだか東トレーニングセールで全頭売却することができました。

 両セールでは、シンガポールや韓国からの購買者もそれぞれ数頭ずつ競り落とし、売却成績の向上に影響を与えました。ここにも、地道な関係者の努力が背景にあります。これらの馬がそれぞれの国で活躍し、今後も日本産馬の購買が活発になっていけば日本の競走馬生産の勢いも回復してくれるのではないか、と期待しています。

写真1:札幌競馬場のダートコースで公開調教が行なわれた   写真2:購買者席は寒かった
 
 

写真3:雨の中、日高育成牧場1600mダートコースで公開調教が行なわれた 写真4:雨のため、たち馬展示は屋内800m走路の中で行なわれた
 

写真5:多くの購買客が詰め掛けた 写真6:診療所に設けられた開示室



★ 2006.5.31

 
 28日に行なわれた戦国ダービーは、メイショウサムソンが皐月賞に続き見事栄冠を手にしました。メイショウサムソンを生産した林孝輝牧場は、当場から非常に近いところにある繁殖牝馬の頭数が10頭の小規模牧場です(写真1)。さて、今年これまでに行なわれたG1レースには、ちょっとした異変が起きています。それは、皐月賞はもちろん、先週のオークスといい、桜花賞、NHKマイルカップといい、日高の小規模牧場で生産された馬が優勝していることです。あとのG1勝ち馬は、ノーザンファーム、社台ファームの生産馬で、3歳クラシック戦線を5勝している日高連合軍VS天皇賞や高松宮記念などの古馬戦線を4勝している社台グループのがっぷり四つ相撲といったところです。日高産馬が善戦している理由はわかりませんが、競馬の神様が「沈みがちな日高を元気にしてやろう」としくんでいるのかもしれません。いずれにせよ、日高産馬の活躍が続いてくれることを祈るとともに、メイショウサムソンが無事に秋を迎えてくれることを期待しています。

 ダービー翌日の29日、国際生産者会議のメンバーが当場を訪れました。国際生産者会議とは、世界の主要なサラブレッド生産国(14カ国)が加盟する唯一の国際会議で、初めて日本で開催されることとなりました。日本の加盟承認は2003年と最近のことですが、日本の競馬に対する世界の注目が高まるなか、本会議の成功を祈念しつつ短い時間ながら当場の調教施設を案内させていただきました(写真4)。

写真1:浦河町西幌別にある林孝輝牧場
 
 
  写真2:ダービー当日のウインズ静内では、当場の「着ぐるみ」スペシャリストがターフィーに変身しこどもたちの人気を集めた
 

写真3:ウインズ静内で原良馬氏によるトークショーも行なわれた 写真4:屋内1000m直線馬場で感嘆の声をあげる国際生産者会議のメンバーたち




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