| ★ 2007.5.2 | |
先週23日、阪神競馬場で第3回ブリーブアップセールが行われました。せりは、ダートコースで行われた調教供覧(写真1、2)、装鞍所での比較展示(写真3、4)に引き続き、午後2時から下見所に特設されたせり開場で行われました(写真5)。上場されたJRA育成馬69頭のうちの60頭が売却され(売却率87%)、平均売却価格は10,895,500円、最高落札価格は32,025,000円(いずれも税込み)でした。異常な売却率を記録した昨年には及びませんでしたが、まずまずの売却成績であったと思われます。また、調教供覧時の走破タイムと売却状況には若干の関連がうかがわれました(図1)。
日高、宮崎育成牧場はもとより、本部、阪神競馬場などの多くの職員がこの日に向けて準備をすすめてきたブリーズアップセールが今年も無事に終わったことに、関係者一同胸をなでおろしました。皆さん、本当にご苦労様でした。
今回、未売却となった馬のうちの6頭は14日の千葉で行われるトレーニングセールに、他の馬とブリーズアップセールに間に合わなかった馬は21、22日に日高育成牧場で行われる「ひだかトレーニングセール」(ひだか東農協主催)に上場される予定です。
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| 写真1:調教供覧は単走で行われた、写真のミスクラブアップルの05(シンボリクリスエス産駒)はゴール前2ハロンを24.8秒(1ハロンは12.5秒)で走り、せりでは2,310万円で落札された |
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写真2:大勢の馬関係者がスタンドから調教供覧を見守った
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| 写真3:大勢の購買客や関係者でにぎわった、写真のソフトボイスの05(スペシャルウィーク産駒)は1,417万円で落札された |
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写真4:装鞍所内の個体情報開示室では各馬のレントゲン写真などが自由に閲覧できる
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| 写真5:雄馬で最高価格だったリキアイワンダーの05(キャプテンスティーブ産駒)は元横浜ベイスターズ投手の佐々木主浩氏がせり落とした |
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図1:売却価格が高い馬の走破タイムは良好であった、といえる
※拡大できます |
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| ★ 2007.5.9 | |
4月末に北海道に上陸した桜前線はさらに北上し、すでに札幌では満開の時期を向かえています。日高でもチラホラ、木によっては三分咲き程度のものもあります(写真1)。暖冬に続き4月は低温の日高でしたが、何とか例年なみ、あるいは例年より若干早い満開を向かえそうです。
放牧地も5月にはいってから一気に緑色が濃くなってきました。早生まれの子馬たちも初めての春を楽しんでいるようです(写真2)。
飼料に関する最近のアメリカの話題を紹介します。
馬にとって重要な飼料であるアルファルファにも遺伝子組み換え品種が利用されていますが、つい最近、そのようなアルファルファの栽培を禁止するという連邦裁判所の決定があり、アメリカ農務省に対しても、環境や従来品種への影響をもっと研究すべきであると指示したとのことです。全米には2100万エーカーものアルファルファ栽培草地があり、その約10分の1にはすでに今年、遺伝子操作されたアルファルファが播種されていますが、それらに対してもこの禁止令は効力があるとのことで、今後日本に輸入されるアルファルファ乾草の流通にも影響を受ける可能性があります。
中国から輸入された原料にメラミンが混合されており、これがはいったペットフードを食べた犬や猫が相次いで死ぬという事故がおこっています。同様の原料がある哺乳期子馬用の補助飼料にも使われているのではないか、というちょっとした騒ぎがあったようです。しかし、その心配はなく、いくつかのロットで色が通常と異なっていただけでこれらの飼料に対してはリコール処置を行っているようです。
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| 写真1:今週末には恒例の「うらかわ桜まつり」が当場内特設会場で催される |
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写真2:子馬にとってはもっとも楽しい時期だ |
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| ★ 2007.5.15 | |
先週末の12、13日は当場内の特設開場で「第40回うらかわ桜まつり」が行われました(写真1、2、3)。主役の桜は例年より4日早い10日に満開となりタイミングよく花見ごろとなっていました。12日はまずまずの好天で大勢の花見客でにぎわいましたが、13日は朝から生憎の雨、用意されていたいくつかのイベントも中止となってしまいました。これで3年連続雨に降られていることになります。
来週は当場でトレーニングセールが行われます。
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写真1:絶好の花見日和となった初日
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写真2:浦河馬頭琴クラブによる馬頭琴演奏も行われた |
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| 写真3:花見会場から離れたところにも美しい桜は多い |
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写真4:静内二十間道路の桜は規模も人出も浦河よりも多い |
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| ★ 2007.5.23 | |
今週の21、22日の両日、当場内でひだか東農業協同組合が主催する「ひだかトレーニングセール」が行われました(写真1、2)。168頭(上場頭数は150頭)という多頭数の申し込みがあったため、今年は2日間にわたっての開催となりました。昨年は、雨天にもかかわらず売却率は61%、高額取引馬の中からはイクスキューズなどの活躍馬も輩出されたことから、好天が続いた今年は大きな期待のもとに開催されましたが、売却成績は厳しいものとなりました。
2日間をとおした売却率は44%と一昨年の50%をも下回る結果となりました。また、平均売却価格と最高売却価格(税込み)はそれぞれ、737万円、2257万円(雄、イブキピンクレディの17、マンハッタンカフェ産駒)と芳しいものではありませんでした。なお、雌の最高価格で売却された馬(チョウカイマリーンの2005)もマンハッタンカフェ産駒でした。
ブリーズアップセールに上場できなかったJRA育成馬も10頭が上場され7頭が売却されました。
「せりは生き物」と言われ、その動向は人の予測を許しません。一方、「よい馬がでれば売れるしせりも活気付く」とも言われています。地方競馬の不振と生産頭数の関連、トレーニングセールの意義や購買者のニーズなど、解決すべき課題が見え隠れしたせりした。
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| 写真1:午前中は1600mダートコースで公開調教が行われた |
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写真2:午後は当場の屋内馬塲に特設された会場でせりが行われた |
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| ★ 2007.5.30 | |
27日に行われた日本ダービーは、ウオッカが64年ぶりの牝馬優勝という偉業を達成しました。ウオッカは静内の二十間道路沿いにあるカントリー牧場の生産馬で、同じくダービー馬タニノギムレット産駒です。また、母タニノシスターは知る人ぞ知る(知らない人が多い)JRA日高育成牧場で育成された抽選馬(現在のJRA育成馬)で、現役時代は栗東の森秀行きゅう舎に所属し5勝した馬です。ファイトガリバーが優勝した平成8年の桜花賞にも出走(結果は18頭立ての12着)しています。ウオッカの優勝で名牝の仲間入りをしたタニノシスターの今があるのも、そしてもちろんウオッカの今があるのも、10年以上も前にタニノシスターが当場で大事に育成されたからこそ、と言うのは言いすぎでしょうか。
ダービー当日は、近年売り上げが急速に落ち込んでいるウインズ静内でも大勢のファンが詰め掛けました(写真1)。当場からも応援を派遣しイベントに協力しました。また、競馬評論家の原良馬氏による「日本ダービーずばり予想!」も行われました。馬の専門家が多い馬産地での予想は真剣そのもの、地元静内の馬ウォッカを注目しないわけにはいかなかったようです(写真2)。
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| 写真1:多くのファンでにぎわったウインズ静内 |
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写真2:フサイチホウオーを本命に推したが、最後は日高の血統の勝利を喜んだ |
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