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北海道では本格的なせりシーズンが始まりました。
まず、先週前半は注目馬が多数上場されるセレクトセール(開設者:日本競走馬協会、場所:ノーザンホースパーク)が行われました。初日の9日は1歳馬150頭が、10、11日は当歳馬317頭が上場され、いずれも70%を超える売却率で相変わらずの好況ぶりでした。昨年、最高価格で取り引きされた「トゥザヴィクトリーの2006」の6億円を超える馬はいませんでしたが、アドマイヤムーンの半弟にあたる当歳「マイケイティーズの2007」(クロフネ産駒、雄)が3億円、同じく1歳「マイケイティーズの2006」(フレンチデピュティ産駒、雄)が2億5千万円、「エアグルーヴの2006」(ダンスインザダーク産駒、雄)が2億4千5百万円、など高額馬が続出しました(写真1)。アドマイヤムーンも2003年の当歳時にこのせりで売却されましたが、価格は1600万円でした。それが今や8億円もの賞金を獲得する競走馬に成長したわけで、弟たちへの期待が大きくなるのもうなずけます。それにしても、2日間で5億円以上をかせぐ母マイケイティーズの偉大さに感嘆するばかりです。
今週16、17日には、セレクションセール(開設者:日高、胆振、十勝軽種馬農業協同組合、場所:北海道市場)が、各地で大雨被害をもたらした台風4号の影響もなく、2日間とも好天のもとで行われました(写真2)。取り引き状況は初日の1歳馬が好調で、上場馬197頭のうち128頭(65%)が売却され、その平均価格(税込み)は1236万円と、いずれも前年を上回るものでした。JRAも14頭購買し、セレクトセールで購買した2頭とともに、来週25日には入きゅう予定です。
地方競馬の不振で競走馬の需要頭数が減少するなか、セレクトされた良質馬しか上場できないせりでの売却が好調であるという状況は、平均以下の馬の行き場がさらに制限されることを示しており、多頭数が上場する8月に行われるサマーセールの取り引き状況が気になるとともに、今後の競走馬生産がますますシビアになることが予測されます。
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| 写真1:お立ち台でも堂々としていた「エアグルーヴの2006」 |
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写真2:のどかさと緊張感が交錯する午前中の展示風景 |
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