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先週15日から19日まで行われた北海道市場オータムセールは、初日の当歳馬セールこそ売却率14.3%と不振だったものの、2日目以降の1歳馬セールは4日間で760頭あまりの馬が上場され、そのうちの333頭(43.6%)が売却されるという大盛況ぶりでした。ダーレージャパンからの上場馬13頭すべてが売却されるなど売却率向上の好材料もありましたが、これまで売れ残り感が強く低調だった秋せりに対する需要が高まったことは、競走馬売買の場が庭先から市場に移行してきた表れと考えられます。
先週18日、「強い馬づくり」講演会を催しました(写真1)。第1部では、ケンタッキー州のウインチェスターファームで牧場を経営している吉田直哉氏から、「鍛えて馬を育てる〜ケンタッキー州の馬産〜」と題した講演をしていただきました(写真2)。
吉田氏はまず、1日20〜22時間放牧されるケンタッキー産馬は、日本の平均的な馬に比べ、生後から1歳9月までの間で実に6000時間以上(実に263日間!)も長く放牧地にいる(その間、日本の馬は馬房の中にいる)ことを示したのち、放牧の重要性、繁殖管理の効率化、離乳やせり馴致、運動器疾患治療などケンタッキーで行われている方法や考え方について紹介してくれました。
また、第2部では、日本軽種馬協会が行っている「軽種馬経営高度化指導研修事業」において、昨年、今年と2回にわたるケンタッキー視察研修を終えた5名と吉田直哉氏によるパネルディスカッションを行いました(写真3)。ここでは、日本の現状とこれからの「強い馬づくり」に向けての進むべき方向を見出すことを目的として、パネラーにさまざまな討議をしていただきました。
この講演会には、300名を上回る来場者があり、その約半数の方から終了後にいただいたアンケートによると、第1部、2部とも非常に好評であったことがわかりました。また、今回会場として利用したウインズ静内も非常に好評であり、「今後も活用すべし」との声を数多くいただきました。来場者の中にはウインズ静内に初めて来た人もいたようで、今後は馬券購入のために気軽に足を運んでいただけるかもしれません。
講演会当日、来場者に配付できなかった吉田直哉氏のスライド資料は、その後正式に許可を得て配付可能となりました。アンケートを見る限り、多数の方が資料を希望されていましたが、必要な方は軽種馬協会静内種馬場あるいは日高軽種馬農業協同組合にお立ち寄りください。
最後になりましたが、講演後にいただいた吉田直哉氏からのメッセージを以下に記します。「講演では放牧に焦点を絞ったため、経営上役立つアイデアを紹介できませんでした。また、いつか、こうした機会を得たいと思います。国際競争なんてこわくない、そう言える日が来ることを信じています。場外馬券場の新しい可能性を発見しました。」
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写真1:ウインズは講演会場としても活用できることがわかった |
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写真2:好評だった吉田直哉氏の講演 |
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写真3:第2部のパネルディスカッション |
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写真4:きれいに色づいた場内のイタヤカエデ(おまけ写真) |
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