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先週、青森の軽種馬生産牧場を訪問する機会がありました。昭和40年頃は、全国で生産される競走馬の10%以上が青森県で生産されていたようですが、現在のサラブレッド生産頭数は200頭に満たず、全国の2%程度でしかありません。しかし、南部馬で知られるように馬産の歴史は古く独特の飼養管理方法があるのでは、と期待して青森の地を踏みました(写真1)。
3軒の牧場を訪問し、それぞれの繁殖牝馬、離乳後の当歳馬、放牧地などを見せていただいた上で、牧場の方と飼養管理方法の改善点について話しあいました(写真2、3、4)。当歳馬の発育は日高地区の平均的なものと大差なく、球節部の骨端症や日高地区で近年多発傾向にあるクラブフットの発症率は日高に比べ低いように思われました。また、青森の冬期間は相当量の積雪があるらしく、むしろ放牧時の運動を妨げないとのことでした。しかし、ひと区画あたりの放牧地面積は概ね小さく、とくに放牧地での運動量が活発となる1歳春以降の運動量が不足する可能性が懸念されました。
給与されている飼料の種類は多く複雑であり、ミネラルのバランスを常に良好に保つためには、確かな飼料で構成したシンプルなものにする必要があると思われました。一方、飼料の嗜好性を向上させるために、当地名産のリンゴやニンニク(写真5)が馬に与えられていたのも共通点でした。
青森は、日高に優るとも劣らない馬づくりの可能性を秘めていると感じました。また来年は、七戸種馬場に種牡馬シルバーチャームが静内からやってくるとのこと、青森馬産の活気付けに一役買ってくれることを期待します。
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| 写真1:七戸道の駅にあるヒカルメイジ(1957年ダービー馬)とフエアーウイン(1962年ダービー馬)の銅像 |
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写真2:繁殖牝馬のボディコンディションスコア測定
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写真3:当歳馬の発育は順調だった
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写真4:馬を見終わったあとの意見交換はいずれの牧場でも熱心だった |
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| 写真5:放牧地の横で栽培されていたニンニク |
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写真6:紅葉に彩られた奥入瀬渓流 |
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