★ 2008.4.9

 
  4月にはいって、すっかり暖かくなった北海道では例年より早い桜の開花が予想されています。連日、最高気温が10度を超えている札幌では、平年より1週間ほど早い4月末に、桜の名所である静内の二十間道路でもゴールデンウィーク中に満開を迎えるとの予想です。

 桜といえば、桜花賞が今週末行われます。今年の桜花賞にも、昨年、一昨年に続き、JRA育成馬が出走します。今年の代表選手は、新馬戦と今年1月に菜の花賞を勝ったデヴェロッペ(写真1)です。デヴェロッペとは、バレエの技のひとつだそうですが、阪神競馬場の桜をバックに美しく舞ってくれることを期待しています。
 もう一頭、話題になっている桜花賞出走馬はマイネレーツェルです。この馬は青森の佐々木牧場(写真2、3)で生産された小柄な馬で、前走のフィリーズレビュー出走時の馬体重は396kgという軽さながら、ゴール手前、猛烈な追い込みで差しきりました。佐々木牧場は、昨年11月に訪問した牧場のひとつで、本日誌(2007年11月7日付け)でも紹介させていただきました。当時、すでに新馬戦を勝っており、牧場の方々が期待を寄せていたのを思い出します。久々の青森産G1馬が誕生するか、密かに応援しています。

 

写真1:菜の花賞を快勝したデヴェロッペはボストンハーバー産駒   写真2:離乳後当歳馬が放牧されていた佐々木牧場の放牧地  
 

写真3:当歳後当歳馬の発育チェック
 
 
  写真4:来年のクラッシク出走を目指すJRA育成馬たち、来週の展示会のリハーサルに余念がない



★ 2008.4.17

 
 先週の桜花賞、JRA育成馬出身のデヴェロッペは果敢に先頭に立って4コーナーを過ぎるまでレースを引っ張りましたが、最後の直線ではさすがに力尽き、後続に飲み込まれてしまいました。また、馬体重400kgで出走したマイネレーツェルは6着と健闘しました。ともに、今後に期待です。
 
 今週14日、日高育成牧場でJRA育成馬展示会を行いました。当日は途中から小雨が降るような肌寒い1日でしたが、育成馬たちの生産牧場関係者を含め、昨年を若干上回る184名もの来場がありました。
 展示は、56頭全頭の立ち馬展示(写真1)に引き続き、43頭の騎乗供覧(写真2、3)を1600mトラック馬場で3グループに分けて行いました。どの馬も、ゴール前2ハロンを概ね15秒から13秒程度で軽快に走破し、育成馬の成長ぶりに対し好評をいただきました。また、今年は、騎乗供覧の2グループ目と3グループ目の馬場整備の合い間を利用して、来場者に調査研究成果の紹介をしました(写真4)。時間が短かったこともあり、すべての方の興味を十分に引くことはできなかったかもしれませんが、今後も工夫して取り組んで生きたいと考えています。

写真1:手前の馬はダイアモンドコアの06(雄、アグネスタキオン産駒)   写真2:ゴール前を併走で走り抜ける
 
 

写真3:小雨降るなか、騎乗供覧を見守る来場者   写真4:軽食を用意した展示スペース
 



★ 2008.4.23

 
 今週21日、札幌では平年より2週間も早く、桜(ソメイヨシノ)が開花しました。この日の札幌の最高気温は24.5度で、7月上旬の陽気とのことです。浦河でも、例年より早い開花が予想されていますが、場内の桜(エゾヤマザクラ)はようやく蕾が色づき始めたところです(写真1)。

 20日の早朝から馬運車への積み込みを終えたJRA育成馬たちは、丸1日の長旅を終え無事に中山競馬場に到着しました(写真2)。来週28日のブリーズアップセール(http://www.jra.go.jp/training/bus.html)での晴れ姿が楽しみです。
 JRA育成馬たちの出発前から、日高の各地で馬インフルエンザ再流行の兆しがあり、感染していれば予定どおりの出発が危ぶまれましたが、出発の1週間前と前日の2回の検査で全頭陰性が確認され、旅立つことができました。日高管内の馬インフルエンザの発生状況は、浦河町から平取町までのほぼ全域で約30頭の感染が確認されているようです。今回の流行では、有名種牡馬が繋養されている種馬場の3日間にわたる業務閉鎖にもいたっており、これを期に、繁殖牝馬や種牡馬にもワクチン接種率が高まるものと考えられます。

写真1:開花を待つ場内桜の蕾   写真2:1頭ずつ積み込まれていく
 

写真3:日に日に緑が濃くなっていく放牧地   写真4:暖かい陽射しの中で眠る昨夜誕生した子馬



 


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