★ 2008.8.13

 
 日高では先週始めから、今年初めての夏らしい日が1週間以上続きました。7月の浦河は2日以上の晴天が続くことがなかったので、遅れていた牧草収穫が一斉に行われました(写真1)。この時期、日高の海岸では昆布干しが風物詩のひとつですが、牧草収穫と同時に行われるのは非常に珍しい現象です。これも異常気象の影響でしょうか。

 異常といえば、道内でマイマイガが大発生しています。日高では、静内、新冠周辺でとくに多く、街灯や壁に群がっています(写真2)。マイマイガは森林害虫で、幼虫に触れると皮膚がかぶれることもあるようですが、成虫の毒性はほとんどないとされています。数年から10年周期で大発生するそうですが、そのメカニズムはわかっていないようです。今年の天候不順が影響しているように思うのは素人考えでしょうか。ちなみに、幼虫や成虫への薬剤による駆除効果はなく、卵を除去するのが最良の駆除方法とのことです。

写真1:刈り取り適期を過ぎ、伸びすぎによる栄養価の低下が心配だ   写真2:白い壁を好んで群れる(8月8日、静内市街で撮影)



★ 2008.8.28

 
 先週18日から始まった北海道市場サマーセールが22日に無事終了しました。期間中、1100頭あまりの1歳馬が上場され、354頭が売却されました(売却率31.5%)。売却率、総売上(約16億円)はともに前年に比べ微減でしたが、今年のせり売却成績からみると、よく健闘したといえる成績でした。

 JRAはサマーセールで、合計58頭購買し、ほかの市場で購買した1歳馬とあわせ、合計80頭のJRA育成馬がそろいました。このうち、24頭が宮崎育成牧場で、56頭が日高育成牧場で、それぞれ来年のブリーズアップセールまでじっくり調教が行われます。さっそく、昨日からサマーセール購買馬が入厩し始めており(写真1、2)、初期馴致が始まるまでの約1ヶ月間、昼夜放牧を行う予定です。

 一方、1歳馬が移動すると、生産牧場では馬房に余裕ができるため、当歳馬の離乳が始まります。当場でも、先週から順次離乳を開始し、一昨日には第2群の離乳を行いました(写真3、4)。当場では、放牧中の親子の群れから、2-3頭ずつ母馬だけを別の厩舎に引き連れていく方法をとっており、残された子馬と未離乳親子はそのまま昼夜放牧を継続します。なるべく、温厚な母馬を最後に離乳するようにします。ケンタッキーでは、離乳直後の子馬の群れを落ち着かせるために、予め群れの中に入れておいた温厚なせん馬1頭をしばらく残しておく方法もあるとのことでした。

 馬肥ゆる秋とは、それぞれの世代がステップアップする時期でもあるのです。

写真1:入厩した馬の入念な馬体検査       写真2:最後は生産者に今後の育成について説明する
 

写真3:離乳直後の寂しそうな子馬     写真4:研修生が見守る中、放牧地から母馬だけを引き連れる(動画



 


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