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おフジさん、キンさん、連日で男の子を出産!!
「さすがおフジさんだね!」
「そう?たいしたことないわよ」
翌日のおフジさんは余裕の表情で、「おなかがすいて、すいて」とばかりに飼い葉を平らげておりました。
嵐の1日となった日高。「天気が荒れたときに産気づくことが多いよね」なんて会話をしていたら、予感は的中で2日連続での出産となりました。おフジさん、そしてお隣のキンさんの順です。
おフジさんの破水(はすい)を確認したのは18時20分のことでした。(写真1)予定日より10日ほど遅れての出産となりました。子馬が骨盤の中を通って外に出ようとする時は、激しい痛みを伴い、呼吸も荒く、発汗も著しくなるのが普通です。そんな姿を見るとついつい
「手を貸してあげようか?」なんて、思うのですが・・・。おフジさんの場合は、特別激しい徴候も見せずに始まったようで余裕の表情でした。
「できるだけ、自然に産みたいのよ。強い子が生まれて欲しいし。頑張ってみるから、静かに見ていて頂戴ね。」
と、おフジさん。
特別に介助を必要とすることもありますが、だいたいは問題なく自然と生まれてくるもの。あわてて介助すると、難産を引き起こすこともあります。経験のあるお母さんであれば、過去の分娩記録が残っているはずですから、十分に参考にして分娩に備えます。出産が終われば種付けが待っています。強い子馬が生まれるためにも、子宮を大切にするためにも、おフジさんの言うように、自然に近い形で生まれるのが理想なんですね。
「そろそろ、出そうだわ。どう?見えてきた?」(写真2)
お母さんは立ったり座ったりを繰り返すことが多いです。(写真3)座って落ち着いているところを見計らって、子馬が正常な体位をとっているかを確認することは重要です。清潔な手で腕を膣の中に入れて、前肢と頭部が確認できるなど異常がなければOK。
「正常だね。心配ないよ。」
おフジさんに任せることになります。(中には、「早く手伝って頂戴!」なんて訴えるような目で見るお母さんもいるのですが・・・)
肩まで出てくると、すぐに胸とおなかが出て、後肢だけが産道の中に入ったままの状態で落ち着くことが多くなります。このときへその緒はつながった状態です。勢い余って切れることもあるのですが、できるだけ子馬に血液の供給が続くように、血管の拍動が弱くなるまでつながっていたほうが好ましいと言われています。
「あら初めまして!生まれてきてくれてありがとう!」
へその緒が切れたら、マメに消毒をします。ぬれた体を拭きながら、いろいろなところを触ってスキンシップをはかり、お母さんの近くに移動させて、自分の子供であることを判らせるようにします。(写真4)
(ASHI)
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| 写真1:おフジさん破水。前足が見えていますね。 |
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写真2:お隣のキンさんの様子。頭も見えてきて「どうかしら」なんて覗き込んでいるように見えますね。 |
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| 写真3:こんな風に立ち上がるとちょっと心配・・・でも大丈夫です |
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写真4:キンさん親子のご対面!「はじめまして」 |
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