| ★ 2009.12.8 | |
大切な子供たちの心
「あら?そんな慣れない格好をしてお出かけかしら。」
「今日は小学校で講演会。テーマはズバリ、お馬さんについて楽しく勉強しよう!小学校1〜3年生のお友達に、おフジさんたちのことをいろいろと教えてくることになったんだ。」
「あらそうなの・・・。それで最近、私たちの写真を撮ることが多かったのね。」
先日、ある小学校に出向いて馬に関する講義をしてきました。学年は可愛い1〜3年生。2つの学校を訪問したのですが、1つは全校生徒20人に満たない複式学級1〜3年クラス。もう一つは町の中心にある大きな小学校の2年生。
「おフジさん、小さな子供たち相手にはどんな話がいいと思う?」
「そうね、小さい子だとお話を聞くにも飽きてしまいそうね・・・。」
「そうだね。カードを配ったり、クイズをやったりするのがいいのかな・・・。まあ、いろいろ考えてみるよ。」
今回、私が考えたのは・・・
・ 馬と私たち人間の似ているところ、違うところ
・ 馬の一生と牧場のお仕事
・ 馬の見分け方(毛色、白斑、旋毛など)
・ 馬の身体測定
・ 親子馬クイズ
・ いろいろな馬の○○な話(馬の靴屋さん、泳ぐ馬、温泉に入る馬・・・)など・・・。
どうでしょう?馬といえば競馬や育成の話が大切ですが、どうしても堅くなってしまいそう・・・。小さな子供には、馬とお友達になろう、観察してみようという話が親しみやすいのではないかと思いました。資料、スライドなどを準備して、当たって砕けろ精神で行ってまいりました。
私もドキドキでしたが、慣れない人を前に子供たちも緊張している様子でした。そして、飽きて騒ぎ出してしまうのではないかと心配な顔をする担任の先生たち・・・。かかるプレッシャーは計り知れず・・・。出だしは子供たちの心をつかもうとテレビの話題から入りましたが、これが大成功!あとは勢いに任せて、馬の指と人の指の違いをネタに指遊びをしたり、絵合わせゲームやクイズ大会をしたり・・・。最後は馬を含めて、いろいろな動物を好きになろうと締めて終了しました。
「どう、面白かった?」
と数人の子に聞いたら、みんなうなずいてくれたのでほっとして帰ってきました。一番心配されていた担任の先生も、子供たちの笑顔にほっとした様子でした。(正直なところ、子供たちがどう感じてくれたのか不安に感じておりますが・・・。)とにかくこれを機会に馬を好きになってくれればと願うばかりです。何かと暗い話題ばかりの世の中ですが、子供たちの心だけは大切にしていきたいですよね。今後も機会があれば、子供たちに馬の魅力を伝えていきたいものです。
(ASHI)
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| 写真1:日高育成牧場のお母さんたち4頭の写真を使って毛色絵合わせゲームをしました。 |
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写真2:馬のからだは自分のどこと同じかな?ということで、体を触りながら勉強しました。 |
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| 写真3:馬の顔を見分けられるかな?と、お話しながらスライドで説明をしました。 |
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写真4:馬はどんなものを食べているのか、実物を見て触りながら勉強しました。 |
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| 写真5:馬の治療やからだの仕組みを題材にいろいろなお話をしました。馬が泳いでいるところや温泉に入っているビデオでの反響が大きかったかな。 |
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写真6:骨格標本の一部を見てもらいながらの講義風景です。
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| ★ 2009.12.15 | |
吹雪になんて負けないよ!
来年は、バンクーバー冬季オリンピックですね。私はオリンピックの年に生まれている(何オリンピックかは読者をがっかりさせるので書けません・・・)のですが、学生時代、同級生の中には、「吹雪(ふぶき)、深雪(みゆき)、聖子(せいこ)五輪夫(いわお)」っていう名前の人が必ずいて、きっと親は今日のような雪が降る季節を思いながら付けたのかな、と想像します。今日は朝から、その猛吹雪・・・、気温もマイナス5度以下・・・。子供たちは寒さになんて負けないよ、とばかりに駆け回っているのかと思いきや・・・、収牧でむかえに行くなり、いつもは戻ろうとしないのに、この日に限って顔を白くしながら素直に寄ってまいりました。
「あら、子供たちは情けないのね。雪が降ると意外と寒く感じないものよ!」
「そうだね、確かに雪が降らずに冷たい風が吹いている方が寒く感じるかも。」
「そうよ、吹雪になんて負けてはいけないわ!」
と、頼もしいおフジさん。お母さんたちは元気いっぱいで、鼻を白くしながら草をあさっておりました。仕事をしている側は雪が降ると大変ですが、これからしばらく、冬ならではの馬の表情をお届けできそうですね。
(ASHI)
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| 写真1,2:視界の悪い中、素直に寄ってくる子供たち。「早く、おいで」と皆で声をかけていました。 |
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| 写真3,4:顔についた雪はそのまま凍りついて寒そうです。馬にも立派なまつげがあるのがわかりますよね。 |
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| 写真5,6:青草とはしばしのお別れ。大きな乾草のロールを設置しましたよ。水も大切ですよね。水桶の写真ですが、凍結防止のため、水道管の水を止めるスイッチが根元についているのですがわかるでしょうか・・・北海道ではこの毎日やらなければならないスイッチ作業を「水を落とす」と言います。 |
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| 写真7,8:早く帰りたいよう・・・。収牧が終わるころ晴れ間が見えてきました。 |
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| 写真9,10:鼻の頭を白くして草を探すお母さん。そして最後はおフジさんといつもの風景です。 |
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| ★ 2009.12.22 | |
吹雪になんて負けないよ!(その2)
今朝、窓から外を見ると猛烈な雪!すでに数十センチ積もっている状態で、勢いが止まらない様子でした。出勤すると車のトラブルがあちらこちらで発生・・・。私のかわいい車がこの状況に対応できるはずもなく、道路の除雪が行き届きにくい子馬の放牧地へ行くことが出来ませんでした。飼い付け、体重測定などは、トラック部隊にお任せし、私はお母さんたちがいる厩舎周辺の雪かきをすることに。午前中は小降りになる時間帯もあったのですが、午後はまた勢いを増して降り続きました。
「今年はよく降るわね・・・。これでは、掘っても掘っても草が探せないわ」と、おフジさん。私の長靴が埋まるくらいの深さがあるので、確かに大変です。このような状況になると、おなかがすいているお母さんたちは、ロール乾草の周りに集結します。観察していると、まあ以前からお話していることですが、女性特有?の微妙な力関係が見られます。で、ゆっくり食べられる馬とそうでない馬が出てくるわけです。一番弱いのは、やはり若い2頭ユメちゃんとシャロちゃん。また2つのグループをよく観察してみると、おフジさんとおイチさんがそれぞれ仕切っているように見えます。
「私たちには私たちのルールがあるのよね。」
「なるほど、それで、おフジさんのダイエットはあまりうまくいかないわけだね。」「あら、何か言ったかしら!!」
おっと、耳をしぼられて(怒って、耳を後ろに倒すこと)は、逃げるしかありませんね・・・。激しい雪はこれくらいにしてもらいたいです。春が待ち遠しいです(今から言ってどうする・・・)。
(ASHI)
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| 写真1,2:長靴が完全に埋まりました。結構な雪の量です!吹雪なんて気にしないわ、とばかりに草を求めて雪を掘っております。 |
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| 写真3,4:おフジさんの顔の埋まり方で、積もった雪の量がわかると思います。 |
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| 写真5,6:おなかがすくのでしょうね・・・。自然とロールのまわりに集まる回数も多くなります。 |
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| 写真7,8:2グループのロールを囲んでの様子・・・。それぞれの微妙な4頭の関係をみなさんはどう分析しますか? |
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