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ロドコッカス・エクイ感染症の流行地における アジスロマイシン投与による同症肺炎の予防効果
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アジスロマイシンは,エリスロマイシンやクラリスロマイシンなどと同じマクロライド系抗菌薬であり,長い半減期(ヒトでは500mgを1日1回3日間の内服で7日間効果が持続)を有する。また,本薬は好中球やマクロファージなどの貪食細胞内では血中濃度の70?256倍に達するとともに,これらの細胞によって感染部位に運ばれるため,
症例によっては血中濃度以上の臨床効果が期待できる薬として注目されている。米国では,子馬のロドコッカス・エクイ感染症の治療に,エリスロマイシン(日本では重篤な腸炎を起こす可能性が高いため使用されていない)やリファンピシンなどが一般的に使用されているが,上記の利点から本薬がエリスロマイシンに代わる薬剤として期待されている。 (出典:M. K. Chaffin et al., J. Am. Vet. Med. Assoc., 232, 1035-1047, 2008, 丹羽秀和, 2009. 2. 24) |
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Actinobacilus equuli(A. equuli)は,新生子馬(1ヶ月未満の子馬)に重篤な敗血症を引き起こし,子馬病の主要な病原体として知られている。A.
equuliは溶血毒(RTX毒素)を保有するA. equuli subsp. haemolyticus(A.
haemolyticus)と保有しないA. equuli subsp. equuliという亜種に分類されている。これらの亜種は,いずれも正常細菌叢の一部として口腔内,上部気道ならびに腸管に常在していることが知られているが,A.
haemolyticusは,子馬病だけではなく,成馬に肺炎,腹膜炎,関節炎,心内膜炎など様々な疾病を引き起こすことが報告されている。 (出典:N. Pusterla et al., J. Vet. Diagn. Invest., 20, 118-121, 2008, 丹羽秀和, 2009. 2. 23) |
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22008年12月17日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生を報告して以来、4回に渡りその続報を紹介しておりますが、その後も牝馬を含む陽性馬が摘発されておりますので、米国農務省の2月19日付のニュース記事を掲載します。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 2. 19, 鎌田正信, 2009. 2. 23) |
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2009年2月12日付のTheHorse.com Newsに、米国における馬の狂犬病の発生状況を示す内容の記事が掲載されましたので、下記に紹介します。 (出典:theHorse. com News, Article #13604, 2009. 2. 12, 鎌田正信, 2009. 2. 19) |
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2008年12月17日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生を報告して以来、3回に渡りその続報を紹介しておりますが、その後も牝馬を含む陽性馬が摘発されておりますので、米国農務省の2月12日付のニュース記事を掲載します。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 2. 12, 鎌田正信, 2009. 2. 17) |
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競走馬は、馬インフルエンザワクチンの接種が義務化されているが、ワクチン接種した馬群の抗体保有レベルから、馬インフルエンザの流行による被害規模を事前に予測する方法は今まで確立されていなかった。そこで、1992年に香港シャティン競馬場で馬インフルエンザが流行した際に記録されていた在きゅう馬の抗体価や罹患率のデータを参考に、馬インフルエンザの流行時における罹患率のシミュレーションモデル式を作製した。つぎに、そのモデル式を用いて2007年以前の本会の馬群を対象にアメリカ型株が流行したと仮定した場合の発症予測をしたところ、ウマインフルエンザウイルス感染馬のうちおよそ27%のウマが発症するという予測値が算出された。一方、2007年に日本で発生した流行では、感染馬のうち、23.2%が発症し、事前に得られていた予測値と近い値であった。このように、このモデル式はわが国の競走馬群を対象に新しい変異ウイルス株が出現した場合でもその発症予測を罹患率という具体的な数字で表し予防効果を評価できる点において、馬インフルエンザの防疫上有用であると考えられる。 (出典:S. Sugita et al., J. Equine Sci., 19(3), 63-66, 2008, 杉田繁夫, 2009. 2. 19) |
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近年欧米では、ウマヘルペスウイルス1型(EHV-1)感染による馬の脊髄脳症(Equine herpesvirus myeloencephalopathy:EHM)の発生が増加傾向にある。そのような中、2006年に英国の研究グループは、EHV-1のDNAポリメラーゼ遺伝子に存在する1塩基多型(SNP)を指標にして、神経病原性株と非神経病原性株に型別できる可能性を報告した。本論文は、米国カリフォルニア大学の研究グループによるもので、このSNPを高感度かつ迅速に検出するリアルタイムPCR法の開発に関するものである。免疫染色法で診断されたEHM発症馬8頭の脳組織パラフィン包埋材料をこの方法で検査したところ、全検体から神経病原性タイプのSNPを示す遺伝子が検出された。一方、EHV-1感染により流産した母馬5頭の胎盤からは、非神経病原性タイプのSNPを示す遺伝子のみが検出された。これらの結果は、今回開発されたリアルタイムPCR法が臨床材料の検査に応用可能であることを示すとともに、報告されたSNPがEHV-1の神経病原性に関与することを支持するものであった。ただし、前述の英国の研究グループの調査では、EHMから分離されたEHV-1株の86%が神経病原性タイプのSNPを示す遺伝子を保有していたが、一方で約14%は非神経病原性タイプのSNPを示す遺伝子を保持していた。このことから、EHV-1の神経病原性株の遺伝子診断については、このSNP以外の他の関連遺伝子も考慮する必要があり、リアルタイムPCR法の結果だけではなく、実際の臨床症状にも十分注意を払って、EHMの診断を行う必要があるものと考えられる。 (出典:C. M. Leutenegger et al., Vet. Rec., 162, 688-690, 2008, 辻村行司, 2009. 2. 9) |
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この研究は、野外のウマヘルペスウイルス1型(EHV-1)感染馬から採取した血液および鼻汁中のウイルス量をリアルタイムPCR法で定量化し、それらのウイルス量と臨床症状との関係を検討したものである。検査馬は臨床症状によって、発熱馬、神経症状馬および不顕性感染馬に分けられた。まず、発熱馬では、鼻汁と比較して血液中のウイルス量が有意に多かった。実験感染の場合には、EHV-1に初めて感染した馬は二峰性の発熱を示すことが知られている。その際、前期の発熱時には、鼻汁に大量のウイルスが排出されるが血液中ではウイルスが検出されないか非常に少量なことが多い。一方、後期の発熱時はウイルス血症の発現時期と一致するとされ、この時期の鼻汁へのウイルス排出量は感染初期と比較して減少傾向にある。したがって、今回の検査馬で認められた発熱は、ウイルス血症に伴うものであったと推察される。神経症状馬から採取した材料については、発熱馬の場合と逆で血液中と比べて鼻汁中のウイルス量が有意に多い傾向にあった。この成績は、感染初期だけでなく、神経症状の発現にまで病状が進行した段階でも鼻汁中に大量のウイルスが排出され続けていることを示している。不顕性感染馬については、血液中のウイルスは検出されないか非常に少量であったのに対し、鼻汁中のウイルス量は発熱馬と同程度であった。このことは、不顕性感染馬であっても、他馬への感染源に十分なりうることを示唆している。以上の成績は、今後リアルタイムPCR法を野外例の診断に広く応用していく際、臨床獣医師がその活用の有無やデータの解釈を考える上で貴重な基礎的データになるものと考えられた。 (出典:N. Pusterla et al., Vet. Rec., 162, 728-729, 2008. 辻村行司, 2009. 2. 6) |
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競馬賭事賦課公社(HBLB)は、1977年にイギリスで馬伝染性子宮炎(CEM)が初めて流行して以降、本病を含む細菌性性病に関する行動規範を毎年繁殖シーズン前に作成・配付し、これらの性病の流行防止を協定5カ国(イギリス、フランス、アイルランド、ドイツ、イタリア)で徹底させている。既に総研HPのニュース記事でも紹介したとおり、2008年12月15日付で米国農務省が本病の発生を公式に発表し、その後も感染馬及び感染が疑われる馬の頭数や調査地域が拡大していることから、今般HBLBは、2009年繁殖シーズンに向けたCEMの行動規範に関する最新情報(勧告)を公表したので、以下に記載する。 (出典:Interim Update to HBLB Codes of Practice on CEM, BEVA, 2009. 1. 24, 鎌田正信, 2009. 2. 3) |
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2008年12月17日付の記事と2009年1月27日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生報告とその続報について紹介しましたが、その後も新たに牝馬を含む陽性馬が摘発されておりますので、米国農務省の2月2日付のニュース記事を紹介します。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 2. 2, 鎌田正信, 2009. 2. 3) |
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