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馬の毛色の多様性と家畜化のはじまり
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サラブレッドの毛色は8種類だが、その他の品種を含めると馬には実に様々な毛色がある。それらの中には原種とされるモウコノウマからは想像もつかないような毛色もあるが、現在、世界中で飼養されている馬の多様な毛色は、どのように形成されたのかということにひとつの考え方を示す論文が公表された。 (出典: A. Ludwig et al., Science, 324, 485, 2009: 長谷川晃久, 2009. 7. 28) |
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2009年6月24日付の総研HPのニュース記事に、米国における今年最初のウマの東部馬脳炎(EEE)の発生報告を掲載しましたが、7月27日付のProMed-mailに最新の発生報告が掲載されましたので、これまでの発生経過をまとめて以下に簡単に紹介します。 参考情報 (出典:ProMed-mail, Archive Number 20090727.2646, 鎌田正信, 2009. 7. 28) |
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2009年7月24日付のTheHorse.com newsに、米国ペンシルベニア州における神経病原性ウマヘルペスウイルス1型(EHV-1)の発生報告が掲載されましたので、以下にその内容を紹介します。 (出典:TheHorse. com news, Article#14598, 2009. 7. 24, 鎌田正信, 2009. 7. 27) |
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2008年12月17日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生を報告して以来、24回にわたりその続報を紹介しておりますが、2009年7月24日付で米国農務省公式発表のニュース記事が更新されましたので、その内容を掲載します。なお、現在までの検査対象馬は986頭(種牡馬が272頭、牝馬が714頭)で、26頭(種牡馬が21頭、牝馬が5頭)がCEM陽性、809頭(種牡馬が169頭、牝馬が640頭)がCEM陰性とそれぞれ診断され、残り177頭(種牡馬が103頭、牝馬が74頭)について検査が継続されています。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 7. 24, 鎌田正信, 2009. 7. 27) |
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2006年12月から翌年1月にかけてナイジェリアのポロ競技馬38頭が相次いで死亡した。患馬は急性の呼吸器症状、眼窩周囲の浮腫、流涙、鼻汁、発熱を示し、発熱当初はウマヘルペスウイルス感染症によるものと考えられていたが、中和試験およびVP2の部分分節を用いた塩基配列解析の結果、アフリカ馬疫ウイルス2型(AHSV2)であることが明らかとなった。系統樹解析によれば今回分離されたAHSV2は南アフリカやボツワナの株と近く、ワクチン株とはまったく異なるものであった。今回発生があったナイジェリアのラゴスは熱帯雨林地帯に属し非常に温暖かつ湿潤な気候で媒介昆虫の成育にも適していること、馬の検疫体制が不十分であったこと、輸送によってウマにストレスがかかっていたことなどが流行の原因の一端を担っていると考えられるが、ウイルスがもたらされたルートは不明である。ナイジェリアに南アフリカからウマが輸入された記録はなく、AHSV2罹患馬が不正な経路で輸入された可能性も否定できない。また、セネガルでもAHSV2の発生が最近報告されたが、今回報告したナイジェリアの分離株と遺伝的に近縁であるとの情報があることからそれらの起源が同一である可能性もある。 (出典:F. Fasina et al., J. Equine Vet. Sci., 28, 167-170, 2008, 坂内天, 2009. 7. 23) |
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南アフリカ共和国におけるアフリカ馬疫(AHS)の制御には、複数の種類の血清型を混ぜた生ワクチン(vAHS)が用いられている。このため接種されたウマの体内で株間の分節ゲノム交換が起こり、強い病原性を有する遺伝子再集合体の出現する可能性が指摘されている。本論文では、ワクチン接種後にAHSを発病した患馬から分離した3種類のウイルス株(i32/03, i67/04, i80/04)について、健康馬(各群2〜3頭)に接種した場合の病原性、ゲノム分節の電気泳動パターンおよび塩基配列を解析し、ワクチン株や野外流行株との比較を行った。AHSウイルス3型(AHSV3)に分類されるi32/03またはi67/04接種群では、7〜14日目および35日目以降に最も高いもので256倍の中和抗体価を示した。AHSV4のi80/04接種群においても感染21日目以降、弱いながらも抗体が上昇した。臨床症状を示したのはi80/04を接種された1頭のみで、数日間の発熱にとどまった。また、i32/03、i67/04接種群では合計3頭が軽度ながらウイルス血症を示した(10 pfu/ml以下)。電気泳動パターンおよび塩基配列解析の結果、i32/03およびi67/04のいくつかの分節ゲノムは生ワクチンに含まれるvAHSV3のものとは異なり、同ワクチン中のvAHSV1または4に由来することが明らかとなった。これはi32/03およびi67/04が最初に分離された患馬の体内でvAHSV1, 3, 4の遺伝子再集合体が作られたことを示すものである。一方i80/04もvAHSV4とは明らかに異なるが、患馬がAHS流行地域に居たことおよびゲノム解析結果から、野外株との組換えウイルスである可能性が疑われた。これらの組換えウイルス株は健康馬への感染実験において強い病原性を示すことはなかったが、これらのウイルス株が最初に分離された患馬は3頭中2頭が斃死している。これら患馬の履歴を鑑みると、ワクチン接種直後に見られるAHSの発生には、出産直後や流行地域でのワクチン接種等の不適切な形でのワクチンの使用方法が原因になっているものと推察される。 (出典:B. F. von Teichman & T. K. Smit, Vaccine, 26, 5014-5021, 2008, 坂内天, 2009. 7. 23) |
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2009年6月16日付の総研HPのニュース記事で、米国における今年最初のウマの水胞性口炎(VS)の発生報告を掲載しましたが、7月21日付のOIE
World Animal Health Information Database(WAHID)にニューメキシコ州におけるウマのVSの続報が掲載されましたので、これまでの発生経過を含めて以下に簡単に紹介します。 参考情報 (出典:OIE World Animal Health Information Databas, 2009. 7. 21, 鎌田正信, 2009. 7. 22) |
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2009年7月19日付のThehorse.com newsに、ケンタッキー大学グリュク馬研究センターが現在行っている馬伝染性子宮炎(CEM)の研究成果に関するニュース記事が掲載されていましたので、以下にその概要を紹介します。 (出典:Thehorse.com news, Article#14552, 2009. 7. 19, 鎌田正信, 2009. 7. 22) |
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2008年12月17日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生を報告して以来、23回にわたりその続報を紹介しておりますが、7月16日付で米国農務省公式発表のニュース記事が更新されましたので、その内容を掲載します。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 7. 16, 鎌田正信, 2009. 7. 21) |
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日本における競走馬の調教には上り坂がよく使用されているが、この研究では、坂路を上ることが走り方と前後肢にかかる力にどのような影響を及ぼすのかを検討していた。 (出典:K. J. Parsons et al., J. Exp. Biol., 211, 935-944, 2008: 高橋 敏之, 2009. 7. 21) |
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2007年11月14日付のニュース記事に中国における馬インフルエンザの発生報告を掲載しましたが、今般、2009年7月14日付のOIE
World Animal Health Information Database(WAHID)に最終報告が掲載されましたので、以下に今回の発生概要を簡単にまとめて紹介します。なお、同時期に報告されたモンゴルにおける馬インフルエンザの発生については、2009年4月10日付のニュース記事に最終報告を掲載しています。 (出典:OIE World Animal Health Information Database, 2009. 7. 14, 鎌田正信, 2009. 7. 16) |
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馬原虫性脊髄脳炎(EPM)は南米又は北米に生息するオポッサムを終宿主とする住肉胞子虫のSarcocystis
neurona(S. neurona)によって引き起こされる原虫感染症である。本原虫はオポッサムの糞便中にスポロシストとして排泄され、馬が牧草などと共に経口摂取することで感染する。そしてこれらの感染馬の一部で何らかの機序が働いて原虫が中枢神経系に侵入し病変を形成することにより発症する。本病は通常、脊髄液(CSF)中に産生された特異抗体をウエスタンブロット法で検出することにより臨床診断されている。しかし、CSFの採取時に血液が混入した場合には、検査結果に血中抗体の値が強く反映されることになり、本病の診断に重大な影響を及ぼすことが知られている。そこで著者らはこれら問題点を回避できる検査方法を開発する目的で、抗Toxoplasma
gondii抗体の同定のために導入された方法を応用し、新たな解析方法を検討した。 (出典:K. A. Heskett et al., Am. J. Vet. Res., 69, 403-409, 2008, 片山芳也, 2009. 7. 14) |
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2009年6月に全国公営競馬獣医師協会が発刊した全公獣協ニュース386号に、「輸入馬における馬ウイルス性動脈炎(EVA)摘発事例の精密検査と検疫対応」という特別演題が掲載されていましたので、以下にその概要を紹介します。EVAはわが国の馬群では未だ発生したことはありませんが、動物検疫所年報によれば、輸入検査では時折陽性馬が摘発されています。今回の報告は2008年1月にカナダから輸入されたカナダ産肥育用素馬111頭中110頭(99%)が農林水産省動物検疫所神戸支所でEVA抗体陽性群として摘発されたものです。 (出典:全公獣協ニュース、42, No.386, 2009. 鎌田正信, 2009. 7. 13) |
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2009年7月9日付で、軽種馬防疫協議会ホームページ(HP)の「馬伝染病の資料」の項目に、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリアの5カ国が毎年協定して実施している馬伝染性子宮炎(CEM)、Klebsiella
pneumoniae、緑膿菌に関する行動規範の2009年日本語版が掲載されました。この行動規範は、英国競馬賭事賦課公社HPに掲載されたCodes
of Practice on Equine Diseasesの中のCode of Practice for CEM, K.
pneumoniae and Pseudomonas aeruginosaをJRA馬事部防疫課が日本語に訳し、馬防疫用参考資料として掲載したものです。英国競馬賭事賦課公社HP(http://www.hblb.org.uk)で2009年英語版を、軽種馬防疫協議会HP(http://www.equinst.go.jp/keibokyo-homepage/)で2009年日本語版をそれぞれ見ることができます。 (出典:CEM, K. pneumoniae, 緑膿菌に関する行動規範, 馬伝染病の資料、軽種馬防疫協議会HP, JRA馬事部防疫課、2009. 7. 9, 鎌田正信, 2009. 7. 13) |
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2008年12月17日付の記事で、米国における馬伝染性子宮炎(CEM)の発生を報告して以来、22回にわたりその続報を紹介しておりますが、7月7日付で米国農務省公式発表のニュース記事が更新されましたので、その内容を掲載します。 (出典:Contagious equine metritis, newsroom, APHIS, USDA, 2009. 7. 7, 鎌田正信, 2009. 7. 8) |
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2007年8月17日付の総研HPのニュース記事でわが国における馬インフルエンザの発生について初めて紹介し、その後9回にわたり報告しましたが、今般、2009年7月2日付のOIE
World Animal Health Information Database (OIEWAHID)に最終報告が掲載されましたので、以下にその概要を簡単に紹介します。なお、OIEへの最初の緊急報告は2007年8月28日付で行われ、その後最終報告を含めて10回にわたり報告されています。 (出典:OIE World Animal Health Information Database, 2009. 7. 2, 鎌田正信, 2009. 7. 7) |
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軽種馬防疫協議会は軽種馬の自衛防疫の推進を図り、馬の伝染性疾病の予防及び蔓延の防止を目的として1972年に設立されたわが国最大の馬自衛防疫組織で、軽種馬関係団体以外の乗用馬や重種馬などの各種関係団体も参加して構成されています。毎年少なくとも年一回は国や都道府県の専門委員を始め、各馬関係団体の専門委員が参加して専門委員会が開催され、馬自衛防疫体制、防疫措置、輸出入検疫、防疫研究、情報伝達、防疫思想の普及などについて話し合いが行われます。今般、平成21年度軽種馬協議会専門委員会が2009年6月10日にJRA六本木事務所で開催されましたので、馬感染症に関する目新しい内容について以下に簡単に紹介します。 (出典:平成21年度軽種馬防疫協議会専門委員会資料及び議事録, 2009. 6. 10, 鎌田正信, 2009. 7. 2) |
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Lawsonia intracellularis
(L. intracellularis) は湾曲ないしS字状を呈するグラム陰性小桿菌で、細胞内寄生細菌であることから組織培養を用いて菌分離を行う必要がある。本菌はブタの増殖性腸炎(PPE)の原因菌としてわが国でもよく知られているが、ブタ以外にもウマ、シカ、ハムスター、モルモット、マウス、ウサギ、キツネ、イヌ、フェレット、類人猿、ダチョウなどの多くの種類の動物に経口感染することが確認されている。ウマにおいてもブタと類似したEPEを引き起こすが、ウマの本病に関する詳細かつ系統的な調査研究は少ない。本論文はEPEの発生牧場における疫学調査成績についての報告である。EPEはこれまでに北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどで報告されている。離乳後の子馬が感染し易く、体重減少、昏睡、沈鬱、発熱、低蛋白血症による皮下の水腫、下痢、疝痛などの症状を呈する。本菌の感染は血清中の特異抗体をELISAで検出することにより確認でき、診断は感染子馬の糞便サンプルからのL.
intracellularisの分離培養あるいは遺伝子を検出することによりなされる。また病理学的には肉眼的に回腸などにおける粘膜の肥厚が見られる。組織学的には小腸粘膜下組織の腸陰窩は増生し、同部の上皮細胞の管腔側の細胞質内に存在するL.
intracellularisがワルーチンスターリー染色や免疫組織化学染色などで観察される。 (出典:N. Pusterla et al., Vet. Rec., 163, 156-158, 2008, 片山芳也, 2009. 7. 2) |
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