湯治場日誌
 

2004.11.10

 すっかり秋めいてきました。
 常磐支所の広葉樹は先週あたりから色づき始め、現在紅葉真っ盛りです。

 10月31日の天皇賞(秋)、常磐支所で10ヶ月の療養生活を送ったヒシミラクルが、13ヶ月ぶりの競走復帰を果たしました。8月末の退所から約2ヶ月での出走でしたから、それだけ傷めた肢の具合も良かったのだと思います。結果は17頭立ての16着と振るいませんでしたが、もともと未勝利脱出までに10走を要した「たたき良化型」だけに、次走に期待です。

 秋の GI は今週はエリザベス女王杯が行われます。登録があった常磐卒業馬ファインモーションは、鞍上の関係で来週のマイルチャンピオンシップにまわるようです。昨年2着の実績あるレース、期待です。

ちょっと「冬ソナ」チックな
常磐支所の紅葉です。

紅葉の下、ひなたぼっこです。
 
 

2004.10.12

 10月になってようやく秋らしくなり、常磐のプールも10月8日をもって無事終了いたしました。
 プール最終日は、あいにく台風前の雨模様で気温が上がらず、馬たちが泳いでいる姿も幾分寒そうに感じました。つい10日前までは涼しげに泳ぐ姿を羨ましく思っていましたが、今はプール後の温浴姿の方に惹かれてしまいます。
 今年のプール調教は、5月26日から10月8日までの90日間で延べ813頭に実施しました。最多遊泳馬は、この欄にもたびたび登場したチャンプことトウキュウドリームの55回、次点が同じくこの欄の常連だったヒシミラクルの54回でした。同じような回数を泳いでいたのに、あの2頭の泳ぎの差はいったい何だったんでしょうね。
 来年のプールも今年同様に5月下旬から開始の予定です。来年こそは、競走馬メドレーリレーチームを結成したいと思いますのでご期待ください(背泳ぎができる馬は引き続き募集中です)。

泳いだ後はしっかり温泉で温まります。水着姿(?)と入浴姿を披露してくれたモデルは、獣医学的には「発達した上顎骨と前下方に突出した切歯」が魅力的な、馬学的には「カケス」がかわいい、一般的には「出っ歯」がチャーミングなスズカララバイ(5才・牝・伊藤圭三きゅう舎)です。
 

2004.9.22

 東京では真夏日の日数が年間記録を更新したようですが、常磐でも「暑さ寒さも彼岸まで」とはいかないようです。それでも、朝晩の風は確実に秋が近づいていることを感じさせます。
 秋といえばやっぱり「食欲の秋」ですよね。小名浜港ではサンマやいわき市の魚メヒカリが豊漁のようです。いわきに来られたら、脂がのった「サンマの刺身」とあっさりおいしい「メヒカリのから揚げ」を是非ご賞味ください。オススメです。

 この1ヶ月は入退所が非常に多いひと月でした。この「湯治場日誌」にもたびたび登場したヒシミラクルやトウキュウドリームは、トレセン、牧場で元気に乗り込んでいます。
 今回は、新しく支所にやってきた馬たちをご紹介します。

アポインテッドデイ(牡・3歳・堀井きゅう舎):昨年11月の京王杯2歳ステークスで2歳王者コスモサンビームの2着、朝日杯2歳ステークス3着、今年の共同通信杯2着の後、皐月賞、NHKマイルカップにも出走した実力馬です。8月27日に入所しました。

アクイレジア(牝・3歳・山本きゅう舎):今年5月の端午ステークス1着、関東オークス2着、ジャパンダートダービー2着とダートを中心に活躍しています。父はフォーティナイナー、母はあの名牝ロジータと聞けばその活躍も頷けます。9月12日に入所しました。

シベリアンホーク(牡・4歳・手塚きゅう舎):昨年のキャピタルステークスを制した後、マイルを中心とした重賞戦線で活躍しています。9月14日に入所しました。

 常磐支所のサマータイムは今週いっぱいで終了し、9/27(月)からは、朝9時調教開始の通常営業に戻ります。
 プール調教は10月8日(金)まで実施します。

アポインテッドデイ

アクイレジア
 

シベリアンホーク

★2004.9.14

 今月に入っていわきも幾分涼しくなり、7月から始めたサマータイムも今月中には通常営業に戻すことができそうです。プールの方は、10月8日(金)まで続けていきますよ。というわけで、プールの話題をふたつ。

 40m馬かきのレコードホルダー、「常磐の北島康介」ことトウキュウドリームが、支所での療養を終え9/10退所しました。今後は競走復帰に向け、牧場で本格的な調教を開始することになります。「水の王者」の次は「陸の王者」を目指してほしいと思います。

 そして、トウキュウドリームが退所した常磐のプールに、期待の新星が登場しました。シロキタガデス(牝・4歳)です。以前この欄(湯治場日誌 7/1号)で紹介したように、馬かきは陸上での速歩に似た動き方をしますが、ただ一頭ガデスだけはどうしても駆歩をしてしまいます。上体を水面から出して一生懸命泳ぐその姿は、まさにバタフライ!こんな器用なガデスを、アテネオリンピックの銅メダリストにちなんで「常磐の中西悠子」と命名しました。
 来年は、常磐支所でメドレーリレーチームを組もうと考えています。
 どこかに背泳ぎができる馬はいませんか?

「常磐の中西悠子」ことシロキタガデス号。本物の迫力をお見せできないのが残念です。
 



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