2005.4.13

 
 東京の桜はすでに散ってしまったようですが、福島の桜はこれから満開を迎えます。
 常磐支所の桜は、先週半ばの暖かさで一気につぼみがふくらみ、4/8にはひとつふたつと咲き始めました。ただ、今週の雨と寒さで停滞気味となり、現在3分咲きといったところでしょうか。今週も後半は暖かくなるようですから、今週末の皐月賞の頃には、8分〜満開になっているものと思われます。
 今週末は、常磐支所でお花見が楽しめますよ。

 さて、卒業馬たちの話題をふたつ。
 ひとつめは、前回もご紹介したヤマノルドルフ号です。3/19の500万を勝ち上がったルドルフですが、4/9の中山競馬12Rに出走し、昇級戦をものともせず2連勝を飾りました。強かった。次走も同条件での出走となります。期待です。
 もうひとつは残念な話題です。これも最近お伝えしたばかりのメガスターダム号ですが、屈腱炎を再発して引退となりました。我々としては、あらためて屈腱炎という病気を治す難しさを思い知らされましたが、今後は亡きニホンピロウィナーの後継種牡馬として、スピード・スタミナを兼ね備えた、素晴らしい子供たちをたくさん出してほしいと思います。本当にお疲れさまでした。

 


 

2005.4.26

 
 花の命は短いもので、一気に開花した支所の桜は、これまた一気に散ってしまいました。季節はすっかり春本番。というよりも、徐々に夏に向かって動き始めているようです。
 支所でも、5/25のプール開きを1ヵ月後に控え、プール掃除や屋根の補修など、夏に向けての準備が始まっています。

 さて、今週は春の大一番、天皇賞(春)です。
 メガの引退は残念でしたが、支所卒業馬は2頭が出走します。
 まずはヒシミラクル。昨年秋の復帰後は、いまひとつの成績ですが、前走の京都記念は最後方から追い込んでの3着と、競馬の内容、調教の動きともに徐々に復活の兆しが見えてきました。一昨年の覇者だけに、ここはがんばってほしいところです。
 続いてサンライズペガサス。屈腱炎による2度の長期休養をはさんで、前走の大阪杯では一番人気に応えて優勝しています。こちらも重賞2勝の実力馬。期待です。
 また、卒業馬ではありませんが、卒業馬たちと同様に屈腱炎を克服し、前走大阪-ハンブルグCで復帰した、一昨年の菊花賞馬ザッツザプレンティにもがんばってほしいと思っています。
 アドマイヤグルーヴとマカイビーディーヴァの日豪女傑対決など、楽しみなレースですね。

 

満開の桜。
 
5月1日、「サクラサクの一報が京都から届くのを待っています」。

 

2005.5.17

 
 今年のプール開きが、いよいよ来週水曜日に迫りました。
 破れていたテントはすでに張替えが完了し、今週は汚れていた水の排水とプール掃除が行われています。
 ご存知のように、支所のプールは夏季限定ですが、プールを実施していない冬季も防火用水として水は残っているため、プールが空になるのは1年を通じてこのプール掃除の日だけなんです。
 水を抜いて見下ろすと、改めてその深さが実感できますし、底まで下りてみると、やっぱり深い!
 底から空を見上げると、ちょっと貞子になった気分でした。

 さて、プール情報です。
 今年のプールは5/25(水)から10/7(金)まで、土日祝日を除く毎日13:00から行います。ただし、天候や馬の体調などによって中止する場合がありますので、見学ご希望の方は事前にご確認ください。
 見学は自由です。当日12:45までに受付けいただけば、プールサイドでの見学も可能となっています。こちらは人馬の安全管理上、人数を制限させていただきますのでご了承ください。なお、電話等によるご予約は受付けておりません。
 プール実施期間中は、13:00より行っていたウォータートレッドミルが14:00開始となりますので、こちらもご注意ください。

 

破れていたテントもきれいに張り替えました。雨も強い陽射しも大丈夫です。
 
5プール掃除というよりは工事現場?学生時代、デッキブラシでプールを掃除したことを思い出します。

 

2005.5.25

 
 プール開き速報!

 いよいよ今年のプールが始まりました。
 初日となった5/25は、気温22℃、水温19℃と、やや肌寒いコンディションでしたが、直前にお腹が痛くなる馬もなく、9頭が元気に泳ぎ初めをしました。
 昨年は、「泳いでも泳いでも進まないヒシミラクル」、「新記録連発のトウキュウドリーム」、「バタフライをするシロキタガデス」と話題には事欠かなかった常磐のプールですが、今年はどんな話題を提供できるか楽しみです。

 

初日ということで、慣れないプールに戸惑いながら、どの馬たちも必死で泳いでいました
鼻の穴を開いて一生懸命泳ぐ馬たちですが、その形相は見ているとちょっと笑ってしまいますね(Photo by F.W)


 

2005.6.1

 
 ダービーが終わり、6月になりました。
 今年の新社会人・新入学生の皆さん、五月病は解消できましたか?

 この人たちにも五月病があったんでしょうか。本年入会のJRA新人獣医師たちが、研修のため常磐支所を訪れました。
 支所での研修目的は、他事業所では学ぶことができない「競走馬のリハビリテーション」についてですが、もうひとつ、重要な研修テーマが用意されています。
 それは、「馬の気持ちになってみよう」。馬に携わる獣医師には必要なことですね。
 そんな新人獣医師たちが、馬の気持ちを理解するために毎年行われている行事が、「馬のプールで泳いでみよう」と「馬の温泉に入ってみよう」です。かなり無理矢理ですが。

 今年は、例年のプールと温泉に加え、新たにウォータートレッドミルも追加され、中身の濃い研修となりました。
 果たして、馬の気持ちを理解してくれたのでしょうか。
 楽しんでいるようにしか見えませんが。

 

まずはトレッドミルで準備運動。しっかりムチで追われます。 「因幡の白兎」で先輩を渡らせる、の図。それはムリでしょう。
 
同期で力を合わせて人間ピラミッド。普通は女性が一番上だと思うのですが。 馬と一緒に温泉浴。あったまります。
 

 

2005.6.30

 
 プール開きからおよそひと月が経過しました。
 今年の梅雨は雨も少なく、好天の中、療養馬たちは毎日一生懸命泳いでいます。

 今回は、日々プール調教に励んでいる2頭の療養馬をご紹介しましょう。
 まずはワンダーシアトル号(牡・6才・湯浅きゅう舎)です。
 昨年、夏の福島競馬でバーデンバーデンカップを勝ち、今年の高松宮記念にも出走した短距離の実力馬です。あまり水が好きでないようで、いつもプールに来る前はイヤイヤをして、後ろから追われて入ってきます。最近はずいぶん慣れたようで、プールまで来てしまえば、自分から進んで水に入っていくようになりました。短距離馬らしく、1周目2周目はなかなかのスピードで泳いでいますが、周回を重ねるごとにペースダウンしてしまいます。
 続いてはメイショウカチドキ号(牡・5才・伊藤雄二きゅう舎)です。
 昨年のステイヤーズステークスでは2番人気に支持された、こちらは長距離の実力馬です。シアトルとは対照的に、決められた周回を最後まで一定のペースで泳いでいます。ただし、泳ぐのはあまり上手ではありませんが。

 常磐のプールを見ていると、スプリンター・ステイヤーの適正を見極められるかもしれませんね。

 

最近は進んでプールに入るようになりました。 泳ぐのは上手ですが、いつもすごい形相です。
 

プールに入る前は、必ず水を飲ませます。 泳ぐのは、あまり得意ではありません。

 



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