2005.10.5

 
 湯本一中の職場体験学習が無事終了しました。
 先週お伝えしたとおり、今回はまとめとして、彼らに湯治場日誌を書いてもらいました。
 誤字は直したつもりですが、極力原文をそのまま残してみました。

 (題字:玉城ももこ)
 
JRAレポート

山野 幸平(班長) 

 
 私達、窪野さん、玉城さん、古川くん、赤倉くん、そして山野、この五人で五日間「JRA」で職場体験学習をしました。
 この五日間、「JRA」でいろいろな仕事をしました。「JRA」の仕事の内容などは下記のとおりです。
〈馬の手入れときゅう舎作業〉
 
 まず、馬の「レイン」を放牧して、その後、写真1のように、馬小屋をそうじしました。
 馬のふんをとったり、エサと水のオケを水で洗い、寝藁を干したりしました。

<写真1>
 写真2の馬の手入れで馬の「レイン」と、ポニーの「ミミ」に、ブラッシングをしてあげました。
 馬は寒くなると冬毛になり、暑くなると夏毛になります。

<写真2>
〈プール・温浴〉
 
 プールでは水泳トレーニングにより、痛めた脚に負担をかけることなく、心肺機能を高め、基礎体力の向上を図ります。
 写真3のように、一生懸命泳いでいます。ちゃんと泳がない馬は、ムチで水面をたたき、おどろかせ、いそがせます。

<写真3>
 温浴では、写真4のように、温泉に入りながら、温泉シャワーを浴びています。湯本温泉の豊富な湯量と泉質を利用した温泉療法は、疲労回復を促進するとともに、屈腱炎・関節炎などの故障の治癒に大きな効果をあげています。

<写真4>
〈ウォータートレッドミル〉
 
 写真5のように、水中のベルトコンベア上を歩行させ、足腰の強化を図ります。
 水の浮力により、脚部への負担が軽減されます。これを1頭ずつ、15分やります。

<写真5>
〈装蹄師の仕事〉
 
 装蹄師の仕事は、馬のひづめに蹄鉄を付けたり、つめを切ったり、蹄鉄をはずしたりしています。

<写真6>
 蹄鉄には、前足用と後ろ足用があり、右足と左足の形が少しちがいます。
 前足に付ける蹄鉄は、丸い形で、後ろ足のは、丸っぽい三角形です。
 蹄鉄は、足を痛めないようにするため、付けています。

<写真7>
〈獣医師の仕事〉
 
 獣医師の仕事は、馬の体温を計ったり、注射したりし、病気などを治したりなどをしています。

<写真8>
〈反省〉
 
 最終日に。みんな1人1人馬に乗りました。
 初めて馬に乗るのに、こわかったけど、乗ってみると、そうでもありませんでした。
 4日目に、装蹄師の上野さんと、蹄鉄を作りました。
 この五日間、いい経験をし、いい思い出がたくさんできました。

<写真9>

 
職場体験JRAについて

 
赤倉 拓也(副班長) 

 
 湯本一中の職場体験学習で五日間、JRAの職業を学びに行ってきました。
 月曜日は、まずみんなであいさつをし、オリエンテーションで今日一日の日程を話していただきました。馬の手入れがこんなにもたいへんだったとは、そのとき思いませんでした。ボロ(馬のふん)そうじや寝藁をほしたり、これを一人でやるから大変だと思いました。

馬の体力向上を目的にスイミングプールやウォータートレッドミルなどがあります。プールは一周何秒かを計ったりトレッドミルは15分間水の中で歩かせます。

 火曜日:午前中は、月曜と同じ手入れをしたあとに調教見学をしました。馬の走り方には、4つあって、速い順に襲歩、駆歩、速歩、常歩です。
午後、獣医師の仕事を見学しに診療所に行きました。馬の心拍数は、人よりも少なく一回におくられる血液の量が多いそうです。
 水曜日:2日やったので馬の手入れ、きゅう舎作業、ボロそうじ、寝藁ほしなど前よりは、速くキレイにできました。
午後、プール見学ではおそい馬や泳がない馬にムチを打たせてもらいました。
そのあと装蹄所に行き蹄鉄作りをみせてもらいました。
 木曜日:A班B班に分かれて男子が午前中に圃場での仕事女子が先に蹄鉄をつくりにいきました。
圃場ではたがやした畑にクローバーやチモシーという名前の種をまきトラクターやくさかり機などの機械をみせていただきました。
装蹄所はこの五日間の中では一番印象にのこりました。ほとんど上野さんにやってもらいましたががんばって作りました。その作った蹄鉄はいただいて帰りました。
 この五日間とても知らないことができたりとても楽しかったです。

 
JRAについて

 
古川 貴啓 

 
 私は、JRAの仕事を体験しにいきました。体験は五日間という長い日程で、JRAの仕事を体験しました。
 五日間の中で一番いんしょうに残ったのは9月26日(月)のトレッドミルを初めて見学したときです。
トレッドミルにはいる前に、くつを水で洗ってからはいるのです。馬は15分間水中ベルトコンベア上で歩行させ、足腰の強化を図ります。水の浮力により、脚部への負担が軽減される。
馬がボロをしたら、ボロ用の網でボロをとって、一輪車にボロを入れます。ボロでたれたきたない水をホースで流します。トレッドミルは時間がたつと早くなります。15分たつと音楽がなって終わります。最後にトレッドミルの中をそうじして、ボロ置き場に捨てにいきます。これで、トレッドミルのしょう介を終わります。
 二番目にいんしょうに残った9月29日の蹄鉄の仕事についてしょう介します。
蹄鉄は馬の足を保護する役割を持っています。種類は外国製や日本製があります。でもほとんどが日本製だと聞きました。種類には卵形の蹄鉄やゴムがはいった蹄鉄があります。普通の蹄鉄は前足用が丸で後足用が三角です。あと、リハビリ用の蹄鉄もあります。
馬のつめを切るときやけずるときには器具があります。



つめをけずるとこを見せてもらいました。馬のつめは濃いし大きかったです。
切った後にけずる器具でつめをととのえていました。見ていて自分もやりたくなりました。
熱した鉄を少したたくだけでまがるなんてすごいと思いました。石がいっぱいはいっているところがありました。石炭かと思ったら石炭ではなく、石炭のカスだといっていました。名前はコークスだと言っていました。
蹄鉄は自分で作りました。熱した鉄をたたいて、形を作って穴をどこにあけるかを印をつけました。最後のしあげは上野さんにやってもらったけど、よくできてよかったです。

 
湯治場日誌

 
窪野 慶 

 
 今回のJRAでの職場体験で、私が一番興味があり、楽しかったことは、2つあります。これを楽しいと思う人はまずいないと思いますが、馬小屋そうじや馬のブラシかけです。初めは、馬のぼろ(ふん)のにおいに悩まされて、そこにいることだけで精一杯でした。
ふんをとることに挑戦したものの、なかなか上手くできず、担当の伏見さんに迷惑ばかりかけてしまいました。2日目からはなんとなく上手くなってきたかなと思いました。ブラシがけのほうもやらせて頂きましたが、馬がこわくて、ヘッピリ腰になってしまいました。ブラシがけは最後の日になっても上手くやることができませんでした。そこがちょっぴり心残りです。初めは、イヤだなあと思ったけど、毎日やっていたら、掃除することがとても楽しくなってきて、馬ってこんなにカワイイんだなあと思うようになりました。でも、伏見さんには最後まで迷惑をかけてしまいました。すみません・・・
 話は変わりますが、私がJRAの仕事の中で一番興味があったことは、獣医師の仕事です。診療所で馬の心臓の音を聞いたり、馬の足の骨についていろいろ教わったりしました。体温をはかるときは、おしりに入れるそうです。馬の平熱は38度くらいで、人間よりも高いことがわかりました。その他にも、治療に使う器具を2種類見せていただきました。
 見学した中で一番印象に残ったことは、本当に馬に注射をさしているところを見たことです。馬も人間と同じで痛いことがイヤで、とても暴れまくっていました。獣医師の伊藤さんが、暴れまくる馬を相手に針をさしているところを見たとき、とてもカッコイイと思いました。へたしたら、馬にけられてケガをしてしまうちょっと危険な仕事です。私は、獣医師をあまくみていました。獣医師はつねに危険ととなりあわせで、人間と動物の力の戦いなんだなあと改めて思い知らされました。でも、夢はあきらめたくないです。
 まあそれは、おいといて・・・。この四日間で、JRAの仕事や馬のことなど、自分の知らなかったことをいろいろと教えてもらいました。それに、普段できない馬のお世話ができたり、馬の意外な一面を見ることができました。
 伊藤さんを始め、たくさんの人達の協力があり、この貴重な体験をすることができました。感謝の思いでいっぱいです。

 ちゃんと日誌になってるか心配ですが、これで終わります。

最初は
みんな苦労しまくりでした。

ブラシがけは
おっかなびっくりやりました。
 

獣医師の仕事を見学中!!
はくい姿で気分は獣医さん。

私たちがお世話した
レインキャスケードです。

 
馬の温泉レポート

 
玉城 ももこ 

5日間の体験学習で、私が一番興味をもち、楽しかったことは・・・
 

一つ目
・蹄鉄をつくったことです。
装蹄師の上野さんに教えてもらい、ポニーの大きさの蹄鉄を作りました。
ガスのボイラーで鉄を1000度まであたためてハンマーでたたいて、伸ばしていき、そして曲げていきました。
でも、これは練習。ここからが本番です。
上野さんは、まずお手本をみせてくれました。
上野さんが作ったのは大きい蹄鉄で、とても綺麗でした。
最初に窪野慶ちゃんが挑戦しました。
鉄の棒を短く切ったものを温めて伸ばしてできました。
私も挑戦して頑張りましたが、やはり難しかったです。
けれど、けっこうかわいくできました。
 
感想
 
すんごく熱かったし、ハンマーも重かったけど楽しくできたのでよかったです。



 
二つ目
・次は、馬がプールで泳いでいるところが、印象に残ったので書きたいと思います。
プールの深さは3メートルあって人も馬も足がつきません。
でも、このプールは遊ぶためにあるのではなくて、リハビリのためで、足をケガした馬達が泳ぐそうです。
 
感想
 
馬は、歯を出しながら泳ぐので最初見たときは、笑ってしまいました。



 
三つ目
*みみ*
JRAには1頭だけポニーがいて、「ミミちゃん」といいます。
そのポニーは競走馬ではなくて、普通の乗馬らしいです。
ミミのお世話をしている、「伏見さん」はとてもとても優しい人なので、馬のお世話が出来るのだと思います。
*感想*
ミミちゃんはにんじんを丸かじりできる歯がすごいと思いました。
えさも、ちょっとしかないのに、「よく平気だな〜」なんて思っちゃったりしました。




2005.10.11

 
 10月7日、今年のプールが終了しました。
 5月25日のプール開きからおよそ4ヶ月半、延べ724頭が汗を流しました。その中で、今年の最多遊泳馬となったのは、アクイレジア(4歳。牝・山本きゅう舎)の49回。次点が、大のプール嫌いで、我々を散々てこずらせてくれたカラーガード(3歳・牝・武藤きゅう舎)と、今年の一番時計28秒をたたき出したミツキノスーター(4歳。牝・二本柳きゅう舎)の48回でした。

 また、昨年は試験的に夏休みから開放したプールサイドでの見学も、今年は全期間に広げ、延べ243名のお客様にご覧いただきました。最多見学者となったのは・・・モモちゃん一家の9回でした。ぱちぱちぱち。
 最終日となった10/7も、ナナちゃんといっしょに見学にきてくれました。この日は、自らプールに手を突っ込んで(実は水面まで手が届いていないのですが)、水温チェックのサービスまで。来年は幼稚園に通うようになるモモちゃん。プールはなかなか見られなくなるかもしれません。

 秋競馬も、先週から舞台を東京・京都に移しました。
 10/9に行われた毎日王冠。常磐支所卒業馬のサンライズペガサスが、9番人気(単勝17.9倍)の低評価をはねのけて見事な勝ち方を見せてくれました。馬券を取られた方、おめでとうございます。それから、応援ありがとうございました。次は、天皇賞(秋)で念願のGT奪取です。

 

2度目の登場、ナナちゃん。最近はにっこり笑いかけてくれるようになりました。 今日のモモちゃんはご機嫌。ほんとはちょっと眠いらしいのですが。
 

落っこちないように水温チェック。こちらがヒヤヒヤです。 今年のオオトリはネヴァーロック(3歳・牡・伊藤雄きゅう舎)。最後まで泳ぐのは苦手でした。

 

2005.10.25

 
 先週行われた菊花賞では、ディープインパクトが圧倒的な強さで無敗の三冠を達成しました。年内はもう1戦して、来年は海外への挑戦プランもあるようです。年内の1戦はJCなのか有馬記念なのか非常に興味あるところですが、いずれにしても古馬との対決を早く見たいものです。
 今週は、その古馬たちによる天皇賞(秋)が行われます。毎日王冠を勝って勢いに乗る常磐支所卒業馬、サンライズペガサスに注目です。

 常磐支所では、現在新しいパンフレット作りが進められています。古いアルバムを引っ張り出して、これまでに支所で療養した有名馬たちの写真を整理しました。平成にはいってからだけでも、オグリキャップ、トウカイテイオー、テイエムオペラオーなどなど。一時代を築いた名馬たちの姿にしばし見とれてしまいました。今回は、そんな名馬たちの競馬場では見せなかったのんびり姿をご紹介します。

  

オグリキャップ:「芦毛の怪物」「平成の怪物」など数々の枕詞で形容されたオグリキャップです。常磐支所には、89年・90年に計3回入所しました。個人的に忘れられないレースは、豪州の牝馬ホーリックスとのマッチレースとなった89年のJCと、引退レースとなった90年の有馬記念です。JC優勝タイムの2分22秒2は、今も中央競馬2,400m芝のレコードとなっています。あのレースは馬券も2-2でしたね。

 

トウカイテイオー:21年前の無敗の三冠馬シンボリルドルフの代表産駒トウカイテイオーです。常磐支所には92年に入所しました。まだ新人獣医師だった90年、”来年のダービー馬間違いなし”と言われていたテイオーを、緊張しながら治療したことを思い出します。
 

 

テイエムオペラオー:00〜01年の中長距離GTを6連勝したテイエムオペラオーです。常磐支所には5連勝で有馬記念を勝った直後に入所し、退所後に6連勝目となる天皇賞(春)を制しました。後の5戦、2着はいずれもメイショウドトウ。01年の宝塚記念で、初めてドトウが雪辱を果たしました。

 



Back