2010年AAEP:予防接種小委員会の話題
 

 2011年2月6日付のTheHorse.com newに、2010年AAEP総会期間中に開催された予防接種小委員会の話題が掲載されていましたので、以下にその概要を紹介します。
 新しいワクチン開発とウマの免疫に関する文献については、2010年12月4〜8日にメリーランド州バルチモアで開催された2010年AAEP総会期間中に催された予防接種小委員会の話題として集中的に議論された。参加した獣医師は、種々の病気に対する免疫について質問やコメントをして活発に議論に参加した。予防接種がウマの衛生管理プログラムにおける最も重要な構成要素であるということについてはすべての参加者が同意した。顧客であるウマ所有者の教育およびリスク評価、さらに予防接種プログラムが個々のウマや馬群にとって最適なものであることを確定するための群評価などにおいて、獣医師は最も重要な役割を演じる。馬産業獣医師は、2010年に生じた製品の変化を見抜く洞察力を備えていた。すなわち、新しく製品化されたPrevinileウエストナイルウイルスワクチンが市販された後、臨床獣医師からワクチン接種馬がアナフィラキシーショックを起こすという報告がウマ衛生研究会に提出され、その後2010年5月4日付のインターベットのホームページに製品のリコールが掲載された。その結果、ウエストナイルウイルスDNAワクチンやPrevenileワクチンなどは現在では使用できない。ワクチン会社は免許を有する獣医師によって適切に取り扱い、保存され、投与された場合には、これら使用可能な製品の多くについてはそれによって発生する疾病に対する保証契約を提供しており、各製造者から出されている予防接種の保証契約からより詳しい追加情報を得ることができる。今回の議論には2009年から2010年の興味深い多くの研究のハイライトと文献が含まれていた。主催者側が知る限りでは、ワクチン接種部位に発生する腫瘍である筋線維芽細胞性線維肉腫の最初の症例は、2010年にKannegieterらによってオーストラリア獣医師会雑誌で報告されていた。最近の文献は参加者間における様々な話題に関する議論の優れた出発点として寄与していた。このセッションは、ミネソタ大学のJulie Wilsonとフロリダ大学のAmonda M. Houseが議長を務めた。

(出典:TheHorse.com news, Article # 17732, 2011. 2. 6, 鎌田正信, 2011. 3. 1)

 
 

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