新旧会長挨拶
会長新任挨拶
                         小川 諄
 
 このたび、日本ウマ科学会の第三代会長を拝命いたしました。
 日本ウマ科学会は、1990年に創設されて以来、今年で15年が過ぎたところ
であります。学会創設の目的は、日本のウマ科学および文化の発展に資する
ことにありましたが、歴代の会長はじめ関係皆様のご尽力により、その目的
どおり歴史を重ね、活発な活動を続けられていることを大変喜ばしく思って
いるところであります。
 さて、このたび、まさに晴天の霹靂ともうしますか、上原前会長からご指
名を受け、皆様のご承認を経て会長の大任を拝命したわけですが、もとより、
浅学菲才のことゆえ固辞したところでありますが、上原前会長からは重ねて
のお話があり、今まで永い間お世話になったウマへの恩返しということと、
併せて日本のウマ科学と文化の発展に少しでもお役に立てればという思いで、
お引き受けすることにした次第であります。
 誠に微力ではありますが、学会発展のため努力してゆきたいと考えており
ますので、会員各位のご指導とご協力のほどよろしくお願いいたします。
 
 
会長退任の挨拶
                         上原伸美
 
 私は4年前(2002)に、本学会を創設し初代会長を務められた本好さんから
会長を引き継ぎましたが、喜寿を迎え人生の持ち時間を使い果たしまして、
後はサッカーでいうロスタイムの中で過ごしている状態でして、何時ホイッ
スルが鳴っても文句の言えない昨今ですので、リタイヤして新しい会長にお
願いすることにいたしました。
 会長の4年間を振り返ってみますと、この学会は自然科学のみならずウマに
関する社会科学や人文科学の会員も多く、ウマの論文を学術誌への投稿、学
術集会での発表をするなどユニークな学会活動であることから、会員の方々
に加えてウマに関心のある幅広い分野の参加者のもとに自由に考え自由に話
し合える雰囲気づくりを行うべく色々と考えていたことはございましたが、
あまり成果をみることも出来ずに今日に至ったように思います。しかしなが
ら、少しずつではありますがその光明は見えつつあるようにも思います。こ
れも一重に皆様方からの強力なお力添えがあってのことで、しかもこの間、
大過なく任を終える事が出来ました事を、深く感謝致します。
 新しい小川会長は、私と同様、JRAに続き馬一筋で50年近く仕事をしてこ
られ、特に馬の生産・育成、乗馬の関係には造詣が深く人脈も広く、今後の
ウマ科学会の活動をより広い分野に押し進めていくには最適の人と考えてい
ます。私も、上述したようにウマ科学会の活動範囲をもう少し広げたいと考
えていましたが果たせませんでしたので、新しい会長にこの望みを託したい
と思っています。
 今後の学会の益々の発展を祈念して、簡単ですが退任の挨拶とさせて頂き
ます。ありがとうございました。
 
2005年11月28日