馬の品種と特徴


現在、世界で飼育されている馬の品種は150とも200ともいわれている。ただし、その正確な数は不明である。代表的な品種として、@サラブレッド(原産地イギリス、平均体高160-162cm)Aアラブ(原産地中近東、体高142-150cm)Bバルブ(原産地北アフリカ、体高142-152cm)Cアンダルシアン(原産地スペイン、体高150-160cm)Dシャギア・アラブ(原産地ハガリー、平均体高150cm)Eクリーブランド・ベイ(原産地イギリス、体高160-162cm)Fリピッツアーナー(原産地オーストリア、体高151-162cm)Gクリオージョ(原産地南アメリカ、体高133-150cm)Hピント(原産地アメリカ、体高の規定はない)Iアパルーサ(原産地アメリカ、体高142-152cm)Jクオーターホース(原産地アメリカ、平均体高143-160cm)Kスタンダードブレッド(原産地アメリカ、平均体高152cm)Lテネシーウオーカー(原産地アメリカ、体高150-160cm)Mシャイヤー(原産地イギリス、体高162-172cm)Nペルシュロン(原産地フランス、体高152-170cm)Oブルトン(原産地フランス、体高150-160cm)P(原産地フランス、体高152-170cm)Qクライズデール(原産地イギリス、体高160-170cm)Rシェトランド・ポニー(原産地イギリス、体高100-112cm)S日本在来馬(北海道和種、木曾馬、対州馬、トカラ馬、御崎馬、与那国馬、宮古馬、野間馬の8種が日本馬事教会で認定されている)などがある。


資料1.その他品種については、いろいろな分類法がある。
(1) 東洋種と西洋種:解剖学的分類法、ドイツのフランクにより提唱された。
(2) 短頭種と長頭種:解剖学的分類法、フランスのサンソンにより提唱された。
(3) 常歩馬、速歩馬、駈歩馬:外観および能力による分類、ドイツのミッデンドルフの考案。ロシアのオルロフ・トロッター、アメリカのスタンダードブレッドが有名。
(4) 歩法によるものとして、駈歩馬(galloper, runner:サラブレッド、アラブ、クオーターホース)、速歩馬(trotter:スタンダードブレッド、フレンチトロッター)、常歩馬(walking horse, walker:テネシー・ウオーカー)と呼ぶ場合がある。速歩馬は、その得意とする歩法から、トロッター(斜対速歩馬)とペイサー(側対速歩馬)とに分けられる。
(5) 温血馬と冷血馬:体温や血液の質をもとにした分け方ではなく、運動性から連想されるもの。次項の軽種が温血馬、重種が冷血馬に相当する。
(6) 軽種、中間種、重種:軽種には、サラブレッド、アラブ、アングロアラブ、重種には、シャイヤー(イギリス)、ペルシュロン(フランス)、ブラバンソン(ベルギー)、中間種には、アングロノルマン、ブルトン(フランス)などが知られている。
(7) 純血種と半血種:前者はサラブレッド、アラブ、アングロアラブなど。
(8) 正方形馬、長方形馬、高方形馬:体長と体高を比較して分類する方法、ドイツ人の発想による。
(9) 正常馬、ポニー:イギリスでは、体高148cm以下をポニーと称した。シェトランド・ポニーがよく知られている。
(10)用途別に、乗用馬(riding horse )、輓用馬(draft horse)、駄馬(pack horse)と呼ばれることもある。


資料2.日本における馬の品種(種類)
(1) わが国でもっとも一般的なものは、軽種(サラブレッド、アラブ。アングロアラブ)、中間種(軽種と重種の交雑種)、重種(ペルシュロン、ブルトンなど)、在来種(北海道和種、木曾馬、対州馬、トカラ馬、御崎馬、与那国馬、宮古馬、野間馬の8種)である。
使用目的別の分類法として、軽種馬、農用馬、乗用馬、在来馬、肥育馬があり、生産統計などに利用されている。(馬の医学書を参考)