平成19年8月31日    

軽種馬防疫協議会々員各位 

軽種馬防疫協議会 事務局    


馬インフルエンザの発生に伴う施設間の馬の移動について




 今般のわが国における馬インフルエンザの発生に伴い、当面の間の馬の施設
間移動については、以下の指針に従い、両施設間の合意の上で実施されたい。




1. 今般流行している馬インフルエンザの特徴

 (ウイルス)
  遺伝子解析によれば、近年欧米で流行を繰り返しているタイプ(フロリダ亜
  系統)と類似しており、著しいウイルス変異や高い病原性を獲得した株では
  ないと考えられる。

 (ワクチン効果)
  本協議会が示す要領に従ったワクチン接種が行われている競走馬では、
  感染してもその大半は不顕性となる。

 (臨床症状)
  これまでのJRA疫学調査の成績では、発症馬の大半は、軽度のインフル
  エンザ症状を示しており、概ね3日以内に治癒している。
  ※発熱(38.5℃以上)、鼻汁(水様性)、咳(乾性)、元気消失、食欲不振

 (検査方法)
  迅速検査法等により鼻粘膜からのウイルス検出を行なう。検査結果
  は感染から概ね1〜3日で陽性となり、その後は通常1〜3日で陰性となる
  が、長いものでは一週間程度まで陽性が続くこともある。
  ※市販の簡易検査キットもしくはPCR検査。なお、市販キットの比較の成績を別表に示した。

2. 非発生施設からの馬の移動について
   
※真症および疑症が認められていない施設

 ○ 移動の原則1週間前以降、馬インフルエンザを疑う臨床症状を示さな
   かったこと
   もしくは、
   移動前3日以内に検査を行い、陰性であること。

 ○ 軽種馬防疫協議会の要領に従ったワクチン接種が行われていること。

3. 発生施設からの馬の移動について
   
※真症および疑症が認められている施設

 ○ 発生が多発する時期(流行極期)の移動は自粛し、沈静化傾向が認
   められてから実施すること。

 ○ 移動の原則1週間前以降、馬インフルエンザを疑う臨床症状を示さな
   かったこと
   かつ、
   移動前3日間(検査日を含めて4日間)以上、原則として他馬と隔離し、
   その最初と最後にそれぞれ1回ずつ検査が行われ、陰性であること。

 ○ 移動先において隔離検疫を行い、検査陰性を再確認することが望ま
   しい。

 ○ 移動前(可能であれば移動の一週間から3ヶ月前)に、臨時ワクチン
   接種を行うことが望ましい。

4. 健康手帳への証明

 ○ 検査結果ならびに臨時ワクチン接種歴については、いわゆる「馬の
   健康手帳」にある自衛検査状況欄ならびに各種予防接種実施証明書
   欄にそれぞれ証明し、移動馬はこれを携行すること。

 ○ 移動歴については、本協議会の指示に基づき健康手帳に記入すること。

5. 連絡

 ○ 個別の馬の移動情報について、仕向け先の牧場および管轄家畜保健
   衛生所へ連絡すること。



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