1999年10月27日

軽防協ニュース速報 号外


 

  米国における西ナイルウイルス感染症の発生に関する情報  

 

ICCおよびProMEDからの情報をもとに作成

 

19991019日、米国ニューヨーク州において、西ナイルウイルス感染症によるウマの死亡が報告された。8月末から現在までに、23頭(サフォーク郡で22頭、ロックランド郡で1頭)のウマが脳炎症状を呈し、このうち13頭が死亡あるいは安楽死された。米国農務省(USDA)および疾病管理センター(CDC)は、死亡した1頭のウマからウイルスを分離し、臨床症状を呈したウマの13頭中10頭で抗体陽性を確認したとしている。CDCでは、死亡した他のウマの組織病変や回復期にあるウマの血清を採取し、検査を継続している。軽症例では無気力、後躯の運動失調を呈し、症状が悪化するにしたがって意識障害、斜頚、痙攣、旋回運動、興奮状態および部分的な麻痺などが生じ、重症例では昏睡状態に陥り死亡する。この疾病に対する有効なウマ用ワクチンはなく、輸液療法や抗炎症剤の投与などの対処療法が実施されている。

一方、1020日現在、ニューヨーク市とその近郊において、ヒトでは56人が感染して7人が死亡している。また、ニューヨーク、コネチカット、ニュージャージーの各州において、死亡したカラスや野鳥から西ナイルウイルスが分離されている。このウイルスの感染経路は不明な点が多いが、感染したトリを吸血した蚊を媒介して、ヒトやウマに感染したと考えられている。ヒトからヒト、あるいはウマからウマへの感染はないものと思われる。


・世界の馬伝染病発生情報

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  米国における西ナイルウイルス感染症の発生に関する情報  

 

 

 19991019日、米国ニューヨーク州農務官により、サフォーク郡における西ナイルウイルス感染症によるウマの死亡が報告された。USDAおよびCDCは、死亡した1頭のウマからウイルスを分離し、臨床症状を呈している他の10頭から抗体陽性を確認した。8月末から現在までに、サフォーク郡において22頭のウマが脳炎症状を呈し、このうち13頭が死亡あるいは安楽死された。一方、8月から9月にかけて、ニューヨーク市とその近郊で、50人のヒトが感染して5人が死亡している。これらの感染は、西ナイルウイルスを媒介した蚊が原因と考えられている。9月までに、ニューヨーク、コネチカット、ニュージャージー各州において、カラスの死骸や野鳥からウイルスが分離されている。