1999年7月16日

軽防協ニュース速報 号外


オーストラリアにおける馬伝染性貧血(EIA)の発生に関する情報 

 

日本中央競馬会シドニー事務所からの報告

 

 

オーストラリア農林水産省検疫検査部(AQIS)およびオーストラリア競馬産業協議会からの通知によると、本年6月、オーストラリアからニュージーランドへ同時に輸出された繁殖牝馬2頭がEIA陽性と診断され、ニュージーランドにて殺処分された。当初、1頭のみが陽性と診断されたが、その後もう1頭の感染も確認されために2頭とも処分された。現在、この2頭の移動および接触範囲の追跡作業が実施されている。また、当該馬が繋養されていたハンターバレー地区の牧場、ビクトリア州の姉妹牧場および一時的に繋養されたニュージーランドの牧場において、すべてのウマを対象に検査が開始されている。一方、ハンターバレー地区にある他の牧場においても、それぞれ自衛手段を講じ、検査が進められている。最初に陽性と診断されたウマは、19985月にアメリカ合衆国からオーストラリアに輸入され、NSW州のハンターバレー地区の牧場で繋養されていたものである。

当然のことながら、オーストラリアにおけるEIAの発生は極めて希であり、NSW州では1990年にショー・ジャンプ用の種牡馬が陽性と診断されたのが最後である。同馬は、1987年にヨーロッパへ輸送された際に臨床症状を呈していたことから、その際に感染したのではないかと疑われている。なお、オーストラリア帰国時の検査は陰性であった。


・世界の馬伝染病発生情報