ニュージーランドにおける馬ウイルス性動脈炎(EVA)の発生に関する情報
ProMED(アメリカの科学者組織による感染症モニタリングプロジェクト)およびJRAシドニー事務所からの情報
従来、ニュージーランドでの馬ウイルス性動脈炎の発生は報告されていなかったが、1999年8月、スタンダードブレッド種の種牡馬の発生が報告された。南オークランドの種馬場におけるウイルスを保菌していた1頭の種牡馬から、繁殖牝馬を介して他の種牡馬に感染した。
感染源と思われる種牡馬の精液は、過去2回の繁殖シーズンにおいて、未検査のまま国内に送付されていたことが明らかにされた。感染した複数の牝馬との接触が疑われた22頭の種牡馬に対し、血液検査を実施したところ、6頭が陽性と診断された。現在、この6頭に対して精液検査を実施中である。なお、サラブレッド種での発生は報告されていない。今回のEVAの発生により、ニュージランドの馬産業界は多大の損害を受けたものと思われる。