オーストラリア
クイーンズランド
腺疫‐
2つの馬群において、発生が認められた。一つの馬群では10頭中6頭がし、もう一方の馬群では4頭中2頭が感染した。
馬伝染性貧血‐
常在地において、1頭の陽性例(6ヶ月齢)が摘発された。
ウイルス性流産‐
3頭の流産胎仔の検査が実施されたが、病原体は分離されなかった。
ヴィクトリア
l 23頭のウマについて、ヘンドラウイルスの検査を実施したところ、全馬陰性であった。
l 運動失調を呈した2頭のウマについて、フレア(Flair)ウイルスの検査を実施したところ、2頭ともに陰性であった。
l 空輸(32時間)後の1頭のウマについて、インフルエンザウイルスの検査を実施したところ、陰性であった。
l 6頭の牝馬について、馬伝染性子宮炎の検査(菌分離)を実施したところ、全馬陰性であった。
カナダ
報告が未着であった。
デンマーク
馬インフルエンザ‐
Charlottenlund競馬場の2つの調教場において、約10頭(スタンダード種トロッター)の有症状馬が認められ、血清学的にインフルエンザA/equine-2(H3N8)と診断された。流行を小規模なものとするために、近隣牧場の非感染馬(前回のワクチン接種から3ヶ月以上経過している馬)に対して、迅速にA/equine-2ウイルスのアメリカ株およびヨーロッパ株を含むワクチンを接種した。感染馬に対して、ヒト用のインフルエンザウイルス検出キットを用いて検査を実施したが、診断の補助とはならなかった。
フランス
馬インフルエンザ−
Yvelinesにおいて、3頭3施設のサラブレッド種が感染した。また、Mancheにおいて1頭のポニーが感染した。いずれもELISA法により診断された。
Calvados、Mayenne、SartheおよびYvelineにおける4施設のサラブレッド種に発生が報告されている。Loire、AtlantiqueおよびMaine-et-Loireの非サラブレッド種トロッターに発生が報告されている。Eure-et-Loire、Seine-et-Marne、Yvelines(2施設)およびEssonneにおいて、サラブレッド種乗用馬に発生が報告されている。Eure-et-LoirおよびHauts-de-Seineにおいても、発生が報告されている。
馬ヘルペスウイルス−
Moselle、Oise(異なる5厩舎)、SartheおよびYvelines(異なる3厩舎)のサラブレッド種に、EHVの呼吸器型の発生が報告されている。
Calvados(異なる2厩舎)、Eure、Eure-et-Loire(異なる3厩舎)、Loir-et-Cher、Manche、Nord、Oise(異なる2厩舎)、Haut-Rhin、Seine、Seine-et-Marne、Yvelines(異なる9厩舎)およびEssonne(異なる2厩舎)の非サラブレッド種乗用馬に呼吸器型の発生が報告されている。診断は血清学的に実施された。Eure-et-Loire、Loiret、Maine-et-Loire、Pyrennees-Atlantiques、Seine、Yveline(異なる2厩舎)およびHauts-de-Seineの様々な用途のウマの発生が報告されている。診断は血清学的に実施された。
馬ピロプラズマ病−
フランス南部の風土病である。
ドイツ
馬ヘルペスウイルス(流産型)−
2001年10月10日に1頭のサラブレッド種(雌)が、EHV-1に感染した。PCR法および免疫蛍光抗体法により、Hannover大学において診断された。
2001年12月10日に1頭のサラブレッド種(雌、ワクチン接種済み)が、EHV-1に感染した。免疫蛍光抗体法により、Munich大学において診断された。
香港
EHV-1,EHV-4‐
2001年9月25日に発生し、最終発生報告は10月17日であった。流行は限局的なものであり、臨床症状は軽度であった。サラブレッド種および非サラブレッド種の競技馬が感染した。4施設(合計概ね1600-1700頭が繋養されていた)において、23頭が感染した。診断はアニマル・ヘルス・トラスト(以下AHT)において、血清学的に診断された。血清中のEHV-1およびEHV-4の混合抗体価の上昇が認められた。香港におけるすべての馬は、EHV-1およびEHV-4に対するワクチンを年に2回の接種が義務付けられている。臨床症状は、軽度の発熱および(and/or)軽度の傾眠などであった。競走馬等の競技馬に感染は認められなかった。
アイルランド共和国
馬ヘルペスウイルス(流産型)−
12月に流行が発生した。アイリッシュ エクワイン センターにおいて、ウイルス分離(EHV-1)により診断された。
馬インフルエンザ‐
2001年10月に流行が発生した。アイリッシュ エクワイン センターにおいて、血清学的およびウイルス分離(A/equine-2)により診断された。流行は15頭の非サラブレッド種(ワクチン未接種)における限局的なものであった。臨床症状は軽度であった。
サルモネラ感染症−
1頭の感染が報告されている。
腺疫−
2頭2施設の感染が認められた。アイリッシュ エクワイン センターにおいて、菌分離(Streptococcus Equi)により診断された。
イタリア
報告事項なし
日本
報告事項なし。
ニュージーランド
報告事項なし。
スペイン
報告事項なし。
スウェーデン
馬インフルエンザ-
2001年10月に3頭のトロッターに感染が認められた。血清学的に診断された。
腺疫‐
本疾病は風土病であり、21施設において発生が報告されている。しかし、実際には、未報告の発生が多数存在したと考えられる。
スイス
クロストリジウム感染症−
腸炎症状を呈した1頭のシェットランドポニー(去勢馬)から、Clostridium perflingens(2-toxigen)が分離された。安楽死処置が実施された。
3頭3施設(東部、中央部、西部)が、ボツリヌス症と診断された。また、その他の施設においても散発例が報告されており、合計10頭の発生がみられた。本疾病のこのような多発は極めて稀であり、対策会議の開催が予定されている。
馬ヘルペスウイルス-1型-
5頭の陽性例が血清学的に摘発されている。
馬ヘルペスウイルス-4型-
1頭の疑症例の発生が報告されている。
馬ウイルス性動脈炎-
1頭の陽性例が血清学的に診断された。
馬ピロプラズマ病‐
1頭(中間種、去勢馬、18歳)の発生(B.caballi)が報告されている。同馬は発症1週間後に腎不全を併発し、安楽死処置が実施された。
1頭(アングロアラブ種、去勢馬、14歳)の発生(B.caballiおよびB.equi)の感染が報告されている。同馬はショック症状を呈したこと、および重度の盲腸炎を併発したことから、安楽死処置が実施された。
西部および中央部において、10頭の血清学的陽性例(B.caballi:3例、B.equi:4例、B.caballiおよびB.equi:3例)が摘発されている。
サルモネラ感染症‐
胃潰瘍および腸炎を呈した1頭(成馬)の糞便から、Salmonella enteritidisが分離された。
腺疫‐
1頭(Berne地方)の発生が報告されている。
トルコ
報告事項なし。
アラブ首長国連邦
馬ピロプラズマ病‐
Babesia equiおよびBabesia caballiともに散発的発生が認められた。
イギリス
馬ヘルペスウイルス(流産型)
2001年10月14日に1頭の雌馬(ワクチン接種済)が、EHV-1に感染した。AHTにおいて、PCR法により診断された。本症例は、ワクチン接種群における発生であったことから、流行には至らなかった。
馬インフルエンザ‐
初発例が2001年12月5日に、同年12月20日に最終の発生が報告された。鼻咽頭から採取したスワブを用いて、血清学的、ウイルス分離および(NP-ELISA法)により診断された。流行は限局的であったが、感染馬は発熱、鼻漏および咳漱などの本疾病の典型的かつ重度な臨床症状を呈した。殆どの感染馬はワクチン未接種であったが、2頭のワクチン接種(ヨーロッパ株を含む混合ワクチン)済のウマも含まれていた。今後、感染ウイルスのタイプについてさらに詳細な調査が実施される予定である。
腺疫‐
非サラブレッド種の間において、流行が継続している。AHTにおいては、サラブレッド種での陽性例は認められていない。
アメリカ合衆国
米国における疾病情報(2001年第4四半期)
馬ヘルペスウイルス(流産型)
ケンタッキー州中央部において、4頭(4施設)が診断された。
西ナイルウイルス感染症(WNV)-
11月20日現在、426頭の発生が報告されており、致死率は25%と予測されている。ウマでの発生の殆どは、フロリダ州北部におけるものである。しかし、公的機関へ報告されていない発生例の存在の可能性も、否定することは出来ない。ヒトでは50人が感染し、5人が致命的であった。
インターナショナル・コレイティング・センター